| 人口 | 9,191 人 |
|---|---|
| 面積 | 676.78 km² |
| 人口密度 | 13.6 人/km² |
北海道の美瑛町へようこそ。雄大な大雪山系と十勝岳連峰に抱かれ、なだらかに波打つ丘陵地帯が広がる美瑛町は、「日本で最も美しい村」連合にも加盟する風景の宝庫です。青く輝く神秘の「青い池」、色彩豊かな花畑が広がる「四季彩の丘」、そして美しい曲線を描く「パッチワークの丘」など、まさに“絵葉書のような風景”が至る所に存在しています。農業を基盤とする地域であり、畑作のサイクルによって生み出される多彩な色合いが美瑛独特の景観を形作っています。さらに、町全域が景観計画区域に指定され、町ぐるみで美しい農村景観を守り育てているのも特徴のひとつです。四季を通じて訪れる人々を魅了する丘のまち美瑛。その魅力と歴史、文化、自然を存分に味わってください。
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文化・風習
美瑛町は、開拓期から受け継がれた農村文化と、自然を尊ぶ精神が息づく地域です。十勝岳連峰の噴火と河川の浸食により形成された波状丘陵は、農作業の区画割りによって独自の美しい景観へと進化しました。町民の暮らしには北海道方言が溶け込み、季節ごとの農作業や地域行事を通して強いコミュニティが築かれています。特に夏と冬には祭りやスポーツイベントが多く、住民も観光客も一体となって楽しめるものが豊富です。 また、写真文化が根付いていることも美瑛の特徴のひとつです。風景写真家・前田真三氏の活動をきっかけに町の景観価値が国内外に知られるようになり、「拓真館」には多くのファンが訪れます。自然と調和した生活を重んじ、景観を守る条例や取り組みが積極的に行われていることからも、美瑛町の“風景を未来へ残す”という強い意志を感じることができます。
特産品
- 美瑛小麦:小麦の名産地として知られ、パン・パスタ用の高品質小麦を生産。「美瑛選果」などの地元ブランド商品でも人気。
- ビエイティフル認定農産物:美瑛産の厳選された農産物ブランド。アスパラ・とうきび・ジャガイモなどが高品質で知られる。
- 美瑛牛乳・乳製品:広大な丘陵と清らかな水で育った乳牛から作られる牛乳やソフトクリームは、美瑛観光の定番。
- パッチワークポテト:ジャガイモの生産が盛んで、品種ごとに味わいが違うため食べ比べが楽しめる。
- 美瑛ワイン用ブドウ:近年はワイン用ブドウの栽培も進み、地元ワイナリーで美瑛産ワインが造られている。
年間イベント
- びえい雪遊び広場(1月):家族で雪遊びを楽しむイベント。スノーアクティビティが充実。
- 寬仁親王記念 丘のまちびえい宮様国際スキーマラソン(2月):国際的なクロスカントリースキー大会で全国から参加者が集まる。
- びえい桜まつり(5月):美瑛川沿いの桜並木が人気で、春の訪れを祝う行事。
- 丘のまちびえいヘルシーマラソン(6月):丘陵地帯を走る全国的にも珍しいコースが魅力のマラソン大会。
- 那智・美瑛火祭り(7月):和歌山県那智勝浦町の火祭りを受け継ぐ伝統的な火の祭典。
- どかんと農業まつり(8月):美瑛産の農作物を楽しめる大規模イベント。特産品販売やステージイベントも開催。
- 丘のまちびえいセンチュリーライド(9月):100km以上を走行するサイクリングイベント。雄大な丘陵風景が魅力。
- 冬のライトアップイベント(12月):青い池や白ひげの滝がライトアップされ、幻想的な景色が広がる。
アクセス方法
- 飛行機:最寄りは旭川空港。全国主要都市から直行便あり。空港から美瑛町までは車で約15分、バス便も運行。
- 電車:JR富良野線「美瑛駅」利用。旭川駅から約30分、富良野駅から約40分。
- バス:旭川空港・旭川駅から道北バス・ふらのバスの路線が美瑛駅方面へ運行。
- 自動車:国道237号・国道452号、シーニックバイウェイ「大雪・富良野ルート」経由で快適にアクセス可能。
- レンタカー:旭川空港での借り出しが便利。丘の景観を巡る観光に最適。
観光スポット
- 青い池 – コバルトブルーに輝く神秘の池。美瑛を代表する絶景スポット。
- 四季彩の丘 – 花の絨毯が広がる人気観光地。夏の彩り豊かな花畑は必見。
- ケンとメリーの木 – 日産スカイラインのCMで有名になった一本木の絶景ポイント。
- 美瑛選果 – JAびえいが運営する特産品ブランドショップ。農産物・スイーツも人気。
- 拓真館 – 前田真三の写真作品を展示するギャラリー。写真文化の発信拠点。
- 白ひげの滝 – 青い池の源流となる滝。コバルトブルーの水色が特徴。
