| 人口 | 13,850 人 |
|---|---|
| 面積 | 37.29 km² |
| 人口密度 | 371 人/km² |
歴史深い青森県藤崎町へようこそ。藤崎町は津軽平野の中央に位置し、南津軽郡に属する内陸の町です。町の歴史は古く、明治22年に藤崎村として誕生し、大正時代に町制を施行。昭和と平成の合併を経て現在の姿になりました。特に全国的に有名なリンゴの代表品種「ふじ」は、1939年から町内の農林省園芸試験場(現:農研機構)東北支場の圃場で育成が始まった「東北7号」をルーツとしており、藤崎町は“ふじ誕生の地”として知られています。町は豊かな水田地帯と果樹園が広がり、米やリンゴなど高品質な農産物の産地として発展してきました。四季それぞれの風景が美しく、特に秋の収穫期には町全体が彩り豊かな農風景に包まれます。津軽弁の温かい響き、地域に根付く神社祭礼、そして農業文化が息づく藤崎町は、訪れる人々に津軽の暮らしの奥深さを伝えてくれる魅力にあふれた地域です。
文化・風習
藤崎町は奈良時代の開拓を起源とし、江戸時代には弘前藩領として農業を中心に栄えました。現在も町の基幹産業は農業で、特にリンゴ「ふじ」の生誕の地として全国に名を馳せています。また、同町では良質な米「つがるロマン」やニンニク、トマトなどの栽培も盛んで、農産物を活かした食文化が生活に根付いています。地域では津軽弁が話され、その独特のリズムは町の風土を象徴する文化のひとつです。 町内では年間を通して多くの祭りが開催され、特に「藤崎ねぷた祭」やリンゴをテーマにした秋のイベント「ふじフェスタ」は町を代表する伝統行事です。ねぷたの運行や農産物の直売、地域芸能の披露などが行われ、町民と来訪者が楽しめる賑わいにあふれています。また、町の水木地区には町の歴史と文化を伝える「常盤ふるさと資料館あすか」があり、藤崎町の歩みを深く知ることができます。四季の変化とともに地域文化が色濃く感じられる藤崎町は、津軽地方の暮らしと伝統を体感できる魅力ある町です。
特産品
- 藤崎リンゴ(ふじ)
藤崎町は、世界で最も栽培されているリンゴ品種「ふじ」誕生の地。甘みと酸味のバランスが素晴らしく、生食はもちろん、ジュース・アップルパイにも最適。 - ときわにんにく
津軽みらい農協が取り扱う高品質ニンニク。粒が大きく香りが強いのが特徴で、市場評価が高い。スタミナ料理に最適。 - 藤崎産トマト
甘味が強く、選果基準も厳しいため品質が安定。生食はもちろん、加工品にも使われる人気の特産品。 - アスパラガス
町内の肥沃な土地で育つアスパラガスは太くて柔らかく、濃い味わいが魅力。春から初夏にかけて旬を迎える。 - 藤崎もち米
町の水田で収穫される高品質のもち米。粘りと甘さが強く、正月餅や赤飯、行事食に欠かせない名産品。
年間イベント
- 藤崎ねぷた祭(8月)
弘前ねぷたの流れを汲む地域の伝統祭り。勇壮な扇ねぷたと太鼓の音が町を彩り、大勢の観客で賑わう。 - ふじフェスタ(10月)
「ふじ」発祥の地として開催されるリンゴイベント。収穫体験や直売会、農産物の展示など秋を代表する祭り。 - ときわいきいきまつり(夏)
農産物の販売、郷土芸能、子ども向けイベントが行われる地域密着型のお祭り。 - 常盤八幡宮 年縄奉納裸参り(1月)
町の伝統行事。締込み姿の男衆が神社へ向かい、五穀豊穣と地域安全を祈願して年縄を奉納する。 - 津軽花火大会(夏)
約4,000発の花火が打ち上げられる大規模イベント。町外からの来場者も多く、夏の風物詩となっている。
アクセス方法
- JR利用:奥羽本線「北常盤駅」、五能線「林崎駅」「藤崎駅」から町内各地へアクセス可能。
- 飛行機:青森空港から車で約40〜50分。
- 自動車:国道7号・国道339号が町域を通過し、弘前市・青森市方面への移動が容易。
- バス:弘南バスが弘前・浪岡方面を結ぶ路線を運行。
- フェリー:青森港(車で約40分)から函館行きフェリーが運航。
観光スポット
- 常盤ふるさと資料館あすか – 町の歴史・文化を学べる資料館。農具や生活道具の展示が充実。
- 白鳥ふれあい広場 – 冬に多くの白鳥が飛来する自然観察スポット。
- 白鳥観察施設こーやまるくん – 白鳥を間近で観察できる人気施設。
- 唐糸御前史跡公園 – 歴史的伝承が残る史跡で、散策に適した静かな公園。
- アイリスガーデン花泉 – 初夏に色鮮やかなアヤメが咲く花の名所。
