| 人口 | 1,113 人 |
|---|---|
| 面積 | 246.2 km² |
| 人口密度 | 4.52 人/km² |
青森県南西部、中津軽郡で唯一の自治体として存在する西目屋村は、世界自然遺産・白神山地の玄関口として知られる、美しい自然に抱かれた村です。奈良時代に開拓が進んだ歴史を持ち、1889年の町村制施行により現在の西目屋村が誕生しました。村域の大部分は白神山地の山々に覆われ、豊かなブナ林が育む清流が村を潤し、四季折々の景観が訪れる人の目を楽しませます。特に暗門の滝や津軽ダム(津軽白神湖)周辺は人気の観光地であり、自然の壮大さを体感できる場所として全国に知られています。 村の暮らしは自然と密接に寄り添い、地域コミュニティの結びつきが強いことも特徴です。津軽弁が話される地域文化が今も色濃く残り、伝統行事や地元のイベントが村民の生活を豊かにしています。また、西目屋村は「白神山地ビジターセンター」を有し、世界遺産の自然や文化を学べる環境が整備されています。村の歴史と自然、文化が融合したこの地域は、ゆったりとした時間と豊かな風景が楽しめる魅力あふれる場所です。
タップできる目次
文化・風習
西目屋村は、白神山地という世界的にも貴重な自然環境を抱えており、その文化は自然との共生から生まれています。村では、古くから受け継がれてきた生活文化や伝統的な行事が息づき、地域の絆が強く保たれています。津軽弁が日常的に使用され、村の生活に独自の風土と温かみを与えています。また、白神山地の自然を守るための取り組みが長年行われてきており、村全体で自然保全意識が非常に高いことも特徴です。特に、暗門地区で開催される自然観察会や、白神山地ビジターセンターでの展示・イベントは、村民と訪れる人々が自然の価値を再認識する機会として定着しています。自然と歴史を背景にした文化が生活に根付き、西目屋村ならではの魅力を形成しています。
特産品
- 目屋人形:経済産業大臣指定の伝統的工芸品。素朴で温かみのある木彫りの人形で、村を代表する文化財産。
- 白神の清水を活かした加工品:ブナ林から流れ出る清らかな水を用いた豆腐や地元加工食品が人気。特産としてのお土産も多い。
- 地元農産物:山間部の気候を活かして栽培される野菜類は味が濃く、直売所で購入できる新鮮さが魅力。
年間イベント
- 「白神山地ブナ林散策会」:春〜秋にかけて開催されるエコツアーイベント。暗門の滝やブナ林の遊歩道をガイドとともに歩き、世界遺産の自然を体感できる。
- 「ANMON 夏季オープンイベント」:アクアグリーンビレッジANMONが夏季営業開始時に行うイベント。自然体験、キャンプ、川遊びなど家族連れに人気。
- 「津軽ダム 周年イベント」:ダム完成記念として始まったイベント。ダム見学会や湖周辺の散策などが行われる。
アクセス方法
-
鉄道:最寄り駅は弘前駅(JR奥羽本線・弘南鉄道弘南線)。駅から弘南バス「西目屋村役場前」行きでアクセス可能。
弘前駅(Googleマップ) -
バス:弘前駅から弘南バスが西目屋村役場前まで運行し、村中心部まで約40分。
西目屋村役場(Googleマップ) - 車:東北自動車道「大鰐弘前IC」から国道・県道経由で約40分。白神山地エリアへの移動が容易。
観光スポット
- 白神山地 – 世界自然遺産に登録された広大なブナ林。白神の象徴的存在。
- 暗門の滝 – 迫力ある三段の滝。遊歩道が整備され自然を満喫できる。
- 白神山地ビジターセンター – 世界遺産の成り立ちや生態系を学べる展示施設。
- アクアグリーンビレッジANMON – キャンプ場やコテージが整備された自然体験施設。
- 津軽ダム(津軽白神湖) – ダム湖の美しい景観と遊歩道が魅力。
