| 人口 | 12,597人 |
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| 面積 | 94.00 km² |
| 人口密度 | 134人/km² |
青森県階上町は県南地域の最東端に位置し、八戸市のベッドタウンとして発展した町です。奈良時代に寺下地区へ応物寺が建立された記録が残り、古くから人々が往来した歴史ある地域でもあります。東は太平洋、西は八戸市、南は岩手県洋野町と接し、内陸には標高740mの階上岳がそびえ、三陸海岸の豊かな海と山が両立する自然環境に恵まれています。沿岸部ではサケ・スルメイカ・タラを中心とした水産業が盛んで、内陸部では酪農、養豚、養鶏が中心。いちご煮、塩ウニ、海藻ラーメンといった海産物を生かした名物料理も多く、地域の食文化を支えています。また、八戸工業大学の学生が多く居住することから、若年層比率が高いのも特徴です。町内には古くから続く神社行事や祭りも残され、豊かな自然と歴史文化を楽しめる町となっています。
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文化・風習
階上町の文化は、奈良時代の開拓史から続く長い歴史と、海と山に寄り添った生活風土に根ざしています。寺下観音堂をはじめとする古刹や、八戸藩時代の防衛施設跡など、地域の営みを今に伝える文化財が点在します。町では津軽弁と南部弁が混在する独自の言語文化が見られ、生活に密着した伝統行事も年間を通して行われています。代表的な祭りには、奥州糠部三十三観音第一番札所である寺下観音堂の「寺下観音祭」、海の幸を味わう「いちご煮まつり」、階上岳麓で開催される「臥牛山まつり」、そして芸能発表が行われる「町民文化祭」などがあります。地域の自然と共に歩んできた暮らしの中で脈々と受け継がれ、観光客にとっても町の文化を体感する貴重な機会となっています。
特産品
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いちご煮：ウニとアワビをだし汁で煮込んだ郷土料理。三陸沿岸特有の繊細で風味豊かな味わいが楽しめる。
小舟渡海岸（海産物産地の一例） - 塩うに：新鮮なウニを塩だけで仕上げた保存食で、濃厚な旨みが特徴。地元ならではの高品質なウニが使われる。
- 海藻ラーメン：三陸海岸の豊富な海藻を活かしたラーメンで、磯の香りが豊かな人気メニュー。町の飲食店でも提供される。
- 酪農品（牛乳・ヨーグルト）：階上町は酪農が盛んで、粗飼料自給率が高く、品質の良い乳製品を生産している。
- 養豚・養鶏製品：町の農業産出額の約70％を占める主要産品。肉質が柔らかく旨味の強い豚肉や鶏卵が地元で支持されている。
年間イベント
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寺下観音祭（5月第3日曜）：奥州糠部三十三観音一番札所・寺下観音堂で行われる伝統行事。参拝客で賑わう。
寺下観音堂（Googleマップ） - 臥牛山まつり（5月）：階上岳の麓で開催される春の行楽祭。地元団体のステージや出店が並び、登山客にも人気。
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いちご煮まつり（7月）：小舟渡地区で行われる夏の名物イベント。名物いちご煮の提供や多彩な催しが行われる。
小舟渡海岸（Googleマップ） - 町民文化祭（11月）：町民の芸能発表や作品展示が行われる文化イベントで、地域コミュニティの交流の場として親しまれている。
アクセス方法
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鉄道：JR八戸線「階上駅」「大蛇駅」を利用可能。八戸駅からのアクセスも良く、通勤・通学に便利。
階上駅（Googleマップ） -
飛行機：最寄りは三沢空港。空港から車で約45分。八戸市街を経由するルートが一般的。
三沢空港（Googleマップ） - バス：階上町コミュニティバスのほか、岩手県北自動車の路線バスが一部運行。
- 車：E45八戸久慈自動車道（階上IC・種差海岸階上岳IC）が利用可能。八戸市中心部から車で約20〜30分。
観光スポット
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階上岳 – 標高740m。ツツジの群生地として有名で、5〜6月は山全体が赤紫色に染まる。気軽に登れる人気の山。
階上岳（Googleマップ） -
小舟渡海岸 – 青森県で最も早い日の出が拝める海岸（山地を除く）。絶景の海岸線が続く撮影スポット。
小舟渡海岸（Googleマップ） -
寺下観音堂 – 奈良時代創建と伝わる古刹。奥州糠部三十三観音一番札所で、県内有数の霊場として知られる。
寺下観音堂（Googleマップ） -
茨島のトチノキ – 推定樹齢600〜800年の巨木。県天然記念物。迫力ある姿が見られる。
茨島のトチノキ（Googleマップ） -
廿一平（にじゅういちだいら） – 作家・三浦哲郎「海村異聞」の舞台。芝生広場として整備され、いちご煮まつりの会場にもなる。
廿一平（Googleマップ）
