名取市は何県?【答え】宮城県|名取市完全ガイド(観光・文化・特産品・アクセス)

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宮城県名取市の風景
人口 79,006 人
面積 98.18 km²
人口密度 805人/km²

名取市は宮城県です。宮城県南部に位置する名取市(なとりし)は、東北地方最大の都市である仙台市に隣接する都市で、太平洋に面した沿岸部と内陸の丘陵地・平野部から構成されています。市域の東側には仙台湾に開けた閖上地区が広がり、西側には高舘丘陵・愛島丘陵などのなだらかな丘陵地が連なります。その間を名取川や増田川などの河川が流れ、沖積平野と水田地帯を形成しています。
市内には東北地方の空の玄関口である仙台空港が立地し、空港アクセス鉄道や高速道路網により、県内外との高い交通利便性を有しています。1958年(昭和33年)に市制を施行した名取市は、仙台都市圏の一角として発展しながらも、港町・農村・住宅都市といった多様な性格を併せ持つ都市として形成されてきました。

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歴史

名取市の歴史は古く、4世紀後半から5世紀初頭にかけて築造された雷神山古墳をはじめ、多数の古墳が市内に分布しており、古代からこの地が東北地方南部の重要な拠点であったことを示しています。平安時代には高舘丘陵北東麓に熊野信仰が伝えられ、熊野本宮社熊野新宮社熊野那智神社の三社から成る「名取熊野三山」が形成されました。
近世には仙台藩領として奥州街道沿いに増田宿が置かれ、交通と物流の拠点として栄えました。明治以降は鉄道敷設とともに近代化が進み、戦前には現在の仙台空港の前身となる飛行場が整備されました。1955年に6町村が合併して名取町が誕生し、1958年に市制施行。2011年の東日本大震災では沿岸部が甚大な被害を受けましたが、復興事業により新たなまちづくりが進められています。

文化・風習

名取市の文化は、熊野信仰に代表される古代・中世の宗教文化と、港町・農村として培われた生活文化が基層となっています。名取熊野三社では、現在も例大祭や神楽が継承され、地域住民による信仰と結びついた文化活動が続けられています。また、市内各地には道祖神信仰や農耕儀礼に由来する民俗行事が残されており、生活と密接に結びついた文化が特徴です。
近年は震災の経験を後世に伝える取り組みも重視され、名取市震災復興伝承館を中心に、防災・減災や記憶の継承を目的とした学習・交流の場が整備されています。伝統文化と現代的な市民活動が共存する点も、名取市の文化的特徴といえます。

特産品

  • 米:
    名取平野を中心に水田農業が盛んで、ササニシキやひとめぼれなどの良食味米が生産されています。市内外に出荷されるほか、直売所でも購入できます。
    農産物直売所を見る
  • カーネーション:
    名取市は東北地方有数のカーネーション産地として知られ、品質の高い切り花が全国に出荷されています。
    生産地域を見る
  • 水産物(閖上):
    閖上港ではヒラメ、赤貝、シャコエビなどが水揚げされ、地域の食文化を支えています。
    閖上港

移住・暮らし情報

  • 生活利便性:名取駅周辺や杜せきのした駅周辺を中心に商業施設、医療機関、行政機能が集積し、日常生活の利便性が高い。
  • 子育て環境:小中学校や保育施設が整備され、住宅地と自然環境が近接するため、子育て世帯からの評価が高い。
  • 医療:宮城県立がんセンターなどの専門医療機関が立地。
  • 住宅事情:丘陵地のニュータウンから駅近マンションまで多様な住宅選択肢がある。

気候・生活環境

  • 気候特性:
    名取市は太平洋側気候に属し、年間を通じて比較的温暖で安定した気候が特徴です。冬季の降雪量は日本海側地域と比べて少なく、積雪による生活への影響は限定的です。一方で、内陸部と沿岸部の双方を持つため、季節風や放射冷却の影響を受け、冬の朝晩には氷点下近くまで冷え込む日もあります。
  • 夏季・冬季の生活感:
    夏は太平洋からの海風の影響で極端な高温になりにくく、東北地方の中では比較的過ごしやすい環境とされています。冬は乾燥した晴天の日が多く、積雪が少ない一方で、晴れた夜間には放射冷却による冷え込みが見られます。
  • 自然と都市の近接:
    市域内には海岸部、沖積平野、丘陵地が連続して分布しており、住宅地の近くで海や農地、里山的な自然環境に触れることができます。都市機能と自然環境が近接している点は、名取市の生活環境上の大きな特徴です。

地域ごとの特徴(エリア別)

  • 増田・名取駅周辺:
    名取駅を中心とする市の中枢エリアで、市役所や公共施設、商業施設が集積しています。JR東北本線と仙台空港アクセス線が交差する交通結節点であり、通勤・通学や広域移動の利便性が高い地域です。古くからの市街地と近年の再開発が共存し、生活利便性の高い都市空間が形成されています。
  • 閖上地区:
    太平洋に面した港町で、漁業と水産加工を基盤として発展してきた地域です。東日本大震災では甚大な被害を受けましたが、現在はかわまちてらす閖上を中心に、商業・観光・交流機能を備えた新しいまちづくりが進められています。閖上港朝市など、食と観光を軸とした地域振興が行われています。
  • 高舘・愛島丘陵:
    市西部に広がる丘陵地帯で、1980年代以降に計画的な住宅開発が進められたエリアです。相互台、ゆりが丘、愛島台などのニュータウンが立地し、緑地や公園を多く取り入れた良好な住環境が形成されています。子育て世帯を中心に定住人口が多く、落ち着いた住宅地域として評価されています。

アクセス

  • 鉄道:
    名取市内にはJR東北本線が通り、名取駅および館腰駅が設置されています。また、仙台空港アクセス線により、仙台駅と仙台空港を最短約17分で結び、通勤・観光・ビジネスの各面で高い利便性を誇ります。
  • 空路:
    市内に立地する仙台空港は、東北地方の主要空港として機能しており、札幌、名古屋、大阪、福岡などの国内主要都市への定期便が運航されています。国際線も就航し、東北地方の空の玄関口として重要な役割を担っています。
  • 道路:
    市域には仙台東部道路が南北に通り、名取IC・仙台空港ICが設置されています。国道4号をはじめとする主要幹線道路も整備され、仙台市中心部や県南地域への自動車移動が円滑です。

観光スポット

  • 雷神山古墳
    4世紀末から5世紀初頭に築造された東北地方最大級の前方後円墳で、国の史跡に指定されています。史跡公園として整備され、古代の名取地域の歴史を体感できる貴重な文化遺産です。
  • かわまちてらす閖上
    閖上地区の復興拠点として整備された商業・交流施設で、飲食店や物産店が並びます。名取川河口に面し、水辺空間と一体となった観光・憩いの場として親しまれています。
  • 熊野本宮社
    名取熊野三社の一社で、平安時代に紀伊国熊野から勧請されたと伝えられています。地域信仰の中心として長い歴史を持ち、名取市の精神文化を象徴する神社です。

関連リンク

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