五城目町は何県?【答え】秋田県|五城目町完全ガイド(観光・文化・特産品・アクセス)

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秋田県五城目町の風景
人口 7,221 人
面積 214.92 km²
人口密度 33.6 人/km²

五城目町は秋田県中央部に位置し、秋田市から北へ約30km、車で約40分の距離にある人口約7,200人の町です。南秋田郡に属し、秋田市と能代市の中間に位置するものの、いずれの都市圏にも完全には属さない独自の生活圏を形成しています。
この町の最大の特徴は、500年以上続く朝市を中心に「生活そのものが文化として残っている」点です。観光地として整備された空間ではなく、日常の商いがそのまま外部の人に開かれているため、訪れた人は地域のリアルな暮らしに触れることができます。
また、鉄道駅が町内に存在しない一方で、国道285号や高速ICを軸とした車社会が形成されており、「都市に近い田舎」としてのバランスを持っています。訪れる視点では非日常の体験ができ、住む視点では自然と都市機能の両方を活用できる地域です。

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歴史

五城目町の歴史は古代に遡り、奈良時代にはすでに集落が存在していたとされます。平安時代には出羽国秋田郡の一部として記録に登場し、地域の拠点として位置づけられていました。
中世になると、砂沢城や馬場目城など複数の城館が築かれ、政治・防衛の拠点として発展します。この「複数の城」が町名の由来となっています。
室町時代頃から始まったとされる朝市は、農産物や海産物の交換の場として機能し、日本海側の流通の中継地として町の発展を支えました。
近代以降も商業機能は維持され、鉄道が町内に通りながらも駅が設置されないという特異な交通構造の中で、バスや道路網を中心とした生活が形成されました。
現在も朝市が継続されていることは、単なる歴史遺産ではなく「生活文化がそのまま残っている」証であり、過去と現在が連続している地域です。

文化・風習

五城目町の生活は、朝市のある日とない日でリズムが変わります。朝市の日には早朝から人が集まり、冬は氷点下の空気の中で白い息が立ち上り、夏は涼しい朝の風の中で野菜や山菜が並びます。
食文化では、だまこ鍋が代表的で、潰したご飯を丸めた「だまこ」を鶏出汁で煮込むことで、もちっとした食感と旨味が広がります。家庭ごとに味付けが微妙に異なり、日常の食卓に深く根付いています。
方言は秋田弁で、語尾が柔らかく、抑揚が穏やかな話し方が特徴です。人との距離感は適度で、朝市などを通じて自然に会話が生まれる環境があります。
また、かつてスズムシの群生地として知られていた歴史から、町内にはスズムシに由来する名称や文化が残っています。
季節による生活の変化も大きく、冬は除雪と暖房が日常の中心となり、春は雪解けとともに山菜採りが始まり、夏は農作業、秋は収穫と保存食作りと、自然と共に暮らすサイクルが明確に存在します。

特産品

だまこ鍋

味は鶏出汁をベースにした醤油味で、コクがありながらも優しい口当たり。だまこはもちもちとした食感で、噛むほどに米の甘みが広がります。旬は寒さが厳しくなる11月〜2月で、冬の食卓を支える代表的な料理です。
鶏肉、ネギ、きのこなどと一緒に鍋で煮込んで食べるのが一般的で、きりたんぽ鍋よりも素朴で家庭的な味わいが特徴です。米どころである地域背景から生まれた料理です。

山菜・きのこ

春(4月〜6月)はタラの芽やワラビなどの山菜が採れ、ほろ苦さと香りが特徴。天ぷらにすると外はサクッと、中はしっとりとした食感になります。
秋(9月〜10月)はナメコや舞茸などのきのこが豊富で、味噌汁や鍋にすると旨味が強く出ます。山間部の自然環境がそのまま食材の質に反映されています。

木苺加工品

初夏(6月〜7月)に収穫される木苺は、甘酸っぱく爽やかな味が特徴で、ジャムやスイーツに加工されます。冷涼な気候と山の環境が香りの強い果実を育てています。

木工製品

杉などの木材を使った家具や工芸品があり、木の香りと温かみのある質感が特徴です。山林資源を背景に発展した産業で、日常使いできる実用性の高い製品が多く作られています。


実際に取り寄せて味わうこともできます。

移住・暮らし情報

通勤は秋田市へ車で約40分が一般的で、実際に秋田市へ通う人も多く見られます。鉄道は町内に駅がないため、最寄りの八郎潟駅まで移動する必要があります。
住宅は戸建て中心で、広い敷地を確保しやすく、家賃や土地価格は都市部より低い水準です。
買い物は国道285号沿いのスーパーセンターを中心に、車での移動が前提となります。
教育は小中学校と高校があり、落ち着いた環境で子育てが可能です。
医療は町内に大規模病院がないため、八郎潟町の湖東厚生病院や秋田市の医療機関を利用するケースが多くなります。

気候・生活環境

年平均気温は約11.2℃で、夏は30℃を超える日もありますが、朝晩は涼しく過ごしやすいのが特徴です。
冬は氷点下の日が続き、最低気温が-10℃を下回ることもあり、積雪は年間約410cmに達します。朝は雪を踏む音が響き、除雪作業が日常になります。
暖房は必須で、灯油ストーブや断熱対策が生活の基本となります。
四季の変化が明確で、春の雪解け、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに生活スタイルが大きく変わります。

地域ごとの特徴

五城目地区(中心市街地)

朝市や役場、商業施設が集まり、町内で最も生活利便性が高いエリア。徒歩圏での生活も可能で、利便性を重視する人に向いています。

内川・富津内エリア

旧村を基盤とした地域で、自然と農地が広がるエリア。静かな環境で暮らしたい人や農的生活を求める人に適しています。

馬場目エリア(山間部)

渓流や山林が広がる自然豊かな地域で、アウトドア志向の人に適しています。人口は少なく、静寂な環境が特徴です。

国道285号沿いエリア

スーパーや商業施設が立地し、車での生活がしやすいエリア。利便性と郊外的な広さを両立できます。

年間イベント

  • 五城目朝市(通年) – 2・5・7・0のつく日に開催され、早朝の静けさの中で地元の人と会話しながら買い物ができる
  • 春の山菜市(4月〜5月頃) – 採れたての山菜が並び、季節の味覚をその場で楽しめる
  • 秋のきのこ市(9月〜10月頃) – 香り豊かなきのこが並び、鍋や汁物の具材として人気
イベントに合わせて宿泊するなら早めの予約がおすすめです。

アクセス

鉄道

東京→秋田(秋田新幹線 約3時間45分)→八郎潟駅(在来線 約30分)→五城目(バス 約10分)
※町内に駅はなく、八郎潟駅が最寄り

飛行機

東京→秋田空港(約1時間)→五城目(車 約45分)

秋田市→五城目(約40分)
秋田自動車道 五城目八郎潟IC→中心部(約5分)

観光ルート例

秋田市→五城目(朝市体験)→道の駅→男鹿半島(約1時間)

観光ルート例(町内)

車:中心市街地→朝市→五城目城→ネコバリ岩→道の駅
バス:八郎潟駅→五城目→朝市→散策

観光スポット

  • 五城目朝市 – 500年以上続く市場で、早朝の冷たい空気の中に野菜や山菜が並び、人の声とやり取りが響く。訪れるだけで地域の生活そのものを体験できる
  • 道の駅五城目 – 地元食材や特産品が揃い、食事や買い物が楽しめる。ゆったりとした空気の中で地域の魅力をまとめて体験できる拠点
  • ネコバリ岩 – 巨岩と樹木が一体化した景観で、風の音だけが響く静かな環境。自然の力強さと時間の流れを感じられるスポット
  • 五城目城 – 展望台から町全体や遠くの男鹿半島まで見渡せる。夕方は光が柔らかく、風景が印象的に変化する

関連リンク

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本記事は公開時の情報をベースに、定期的に全データの生存・正確性を定期点検しています。(最終点検:2026年3月)
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