人口 | 56,262人 |
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面積 | 119.05 km² |
人口密度 | 473 人/km² |
北海道の北広島市は、札幌市と新千歳空港の間に位置する地理的な利便性と、丘陵地帯や森林に囲まれた豊かな自然環境が魅力の街です。1996年に市制施行を迎えた比較的新しい市ですが、その起源は1884年に広島県から移住した人々による「広島村」の開拓にさかのぼります。以降、農業や酪農、さらに製造業を中心に発展を遂げ、現在では札幌都市圏のベッドタウンとして多くの人々が暮らしています。
北広島市は、国内外からのアクセスが容易で、新千歳空港から電車でわずか15分という立地により、移住先や観光地としても注目を集めています。冬は雪深く、雪かきが日常の光景となり、地域の人々の生活に根付いています。一方、夏は爽やかな気候に恵まれ、農産物の生産やアウトドア活動が盛んです。また、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」が2023年に完成したことで、全国から多くの観光客が訪れる街へと進化しています。歴史と新しさが融合する北広島市は、未来に向けた大きな可能性を秘めた地域といえるでしょう。
文化・風習
北海道北広島市は、1884年に広島県人移民が入植して以来、農業や酪農を基盤に発展してきました。1996年の市制施行を契機に「北広島市」となり、札幌圏に隣接する都市として成長を続けています。冬季には雪かきや除雪が欠かせない生活風景となり、これはこの地域特有の暮らしぶりを象徴しています。また、市内では北海道方言が今も聞かれることがあり、地域色を感じさせます。
年間を通じて多くのイベントが開催されます。2月には「北広島ふれあい雪まつり」が行われ、雪像や氷の彫刻、冬の遊びを楽しむことができます。夏には「北広島ふるさと祭り」が開催され、屋台やステージイベント、花火大会でにぎわいます。さらに「ツール・ド・キタヒロ」や「きたひろしま30kmロードレース」などスポーツイベントも盛んです。
北広島市は「青年よ大志を抱け」で有名なウィリアム・スミス・クラークゆかりの地でもあり、旧島松駅逓所は史跡として大切に保存されています。伝統と近代的な文化が調和したこの街には、地域住民の温かさと誇りが息づいています。
特産品
- 赤毛米:北海道稲作発祥の地として知られる北広島市は、赤毛種水稲の成功から発展しました。現在も特別栽培米「ひろっこ大志」など高品質米が生産されています。
- まるひろ大根:市内の肥沃な畑で栽培されるブランド大根。大きさとみずみずしさが特徴で、漬物や煮物に適しています。
- 地酒「大志(アンビシャス)」:地域で生産された米を用いて仕込む地酒で、まちのシンボル的存在。
- 新鮮野菜:キャベツや玉ねぎ、アスパラガスなど多様な野菜が生産され、地元直売所で購入可能。
- 乳製品:周辺で盛んな酪農により、チーズやヨーグルトなど乳製品も人気です。
年間イベント
- 北広島ふれあい雪まつり(2月):雪像や氷像が立ち並び、子供から大人まで雪遊びを楽しめる冬の風物詩。
- 春のイベント:市内公園で桜の開花に合わせて市民が集まり、自然と触れ合う催しが行われます。
- 北広島ふるさと祭り(8月):屋台、盆踊り、花火大会が行われる市民最大の夏祭り。
- スポーツイベント(6〜9月):ロードレースやサイクリングイベント「ツール・ド・キタヒロ」など健康増進と交流を目的とした大会。
- 北広島市文化祭(11月):市民の工芸品や絵画、音楽など幅広い作品が披露され、地域文化を体感できる催し。
アクセス方法
- 飛行機:新千歳空港から北広島市へは鉄道や車で約15分〜30分。
- 電車:JR北海道千歳線の北広島駅が市の中心。札幌駅から約20分、新千歳空港から約15分。
- バス:北海道中央バスやJR北海道バスにより市内各地と札幌・千歳方面を結ぶ。
- 車:道央自動車道の北広島IC、輪厚スマートICを利用可能。
- タクシー:新千歳空港や札幌市内から直行での移動も便利。
観光スポット
- 旧島松駅逓所 – クラーク博士の「Boys, be ambitious!」ゆかりの史跡。
- エスコンフィールドHOKKAIDO – 北海道日本ハムファイターズの本拠地球場。
- 三井アウトレットパーク 札幌北広島 – 北海道最大級のアウトレットモール。
- くるるの杜 – 農業体験や直売が楽しめる施設。
- 北広島レクリエーションの森 – 自然散策や野外活動に最適な森林公園。
- 北広島市自然の森キャンプ場 – 家族連れやアウトドア愛好者に人気のキャンプ場。
- 竹山高原温泉 – 四季折々の景観を楽しめる温泉施設。
- ダイナスティスキーリゾート – 初心者から上級者まで楽しめるスキー場。