人口 | 28,351 人 |
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面積 | 253.55 km² |
人口密度 | 111.82 人/km² |
日本の北の果て、青森県に位置するつがる市は、歴史と伝統、そして自然の恵みが調和する地域です。奥州藤原氏の拠点として知られ、明治時代の合併により現在のつがる市となったこの町は、リンゴの一大生産地としても名高い。その豊穣な土地が育むリンゴは、その味わい深さから全国にその名を轟かせています。また、漁業も市の主要産業の一つで、新鮮な海の幸を生かした地元の食文化が息づいています。市民の生活は自然と密着し、四季折々の風物詩を楽しみながら過ごされています。つがる市は、独特の津軽弁が話され、津軽三味線の伝統が息づく地であり、その独特の文化が魅力です。また、市を彩るねぷた祭りやリンゴ祭りは、地元市民はもちろん、遠方から訪れる観光客にとっても見どころの一つです。その他にも、地元の伝統工芸品である津軽塗や津軽対馬焼などが観光客に人気で、その美しいデザインと職人の技術が評価されています。また、美しい自然環境を活かしたアウトドア体験も可能で、季節によってはスキーや登山、釣りなどを楽しむことができます。
文化・風習
津軽市、かつて奥州藤原氏の拠点として栄え、明治時代の合併によって現在の姿に。自然が豊かでリンゴの生産が盛んな地域として知られています。その他、漁業も主要産業として市民の生活を支えています。また、地元産品を活用した食文化が根付いており、その新鮮な味わいは訪れる人々を魅了してやみません。 ここでは特徴的な津軽弁が話され、その独特の響きは地元の風土を感じさせます。また、情緒豊かな津軽三味線の伝統が受け継がれており、地元の音楽文化を体現しています。 そして何よりも欠かせないのが、夏に開催される「ねぷた祭り」。巨大なねぷたが町を練り歩く様は壮観で、毎年多くの観光客を集めます。また、秋には「リンゴ祭り」も開催され、地元の特産品を堪能できます。 津軽市は、自然、文化、伝統を大切にしながらも新たな魅力を追求し続ける地域です。一度訪れればその魅力に引き込まれること間違いなしです。冬季には豪雪地帯となり、その厳しさと美しさを同時に体感できます。また、地元の人々の暖かさと共に、四季折々の風景が訪れる人々の心を癒しています。
特産品
- つがる漆: つがる市は、「つがる漆」の生産地として知られ、この漆は古来からの技術と伝統を受け継いでいます。色調が深く、耐久性に優れています。
- 農産物「りんご」: つがる市は日本のりんご生産の中心地で、特に「つがる」や「シナノスイート」などの品種が注目を集めています。
- つがる地方魚「ホッキ」: ホッキ(サーフクラム)はつがる市の代表的な海産物で、寒さを利用した天日干しやホッキの壷漬けなどで味わいます。
- つがる弁土産菓子「むつごろう」: つがる市の地元方言を表現した菓子で、地元の食材を使用し伝統的な製法で作られています。
- つがるねぶた: つがる市の夏の風物詩である「つがるねぶた祭り」のねぶたは、地域の伝統と文化を象徴する存在です。
年間イベント
- 青森ねぶた祭:毎年8月2日から7日にかけて行われる、歴史と伝統ある祭りです。巨大なねぶた提灯が練り歩きます。
- 雪あかりの路:2月上旬に行われる冬の風物詩。特別な技法で作られた雪灯籠が街中を美しく照らします。
- つがる市さくらまつり:つがる市の春を彩るお祭り。見事な桜が市内の各所で一斉に咲きます。
- つがる市芋煮祭り:秋の訪れを告げる9月のイベントで、地元の新鮮な野菜や肉で作られた芋煮を味わえます。
- 津軽三味線全国大会:毎年10月に開催され、全国から集まる三味線の名手たちが競い合います。
アクセス方法
- 新幹線:新幹線「つばさ」または「はやぶさ」で新青森駅まで行き、そこから弘南鉄道線に乗り換えて5駅のつがる市へ。
- 飛行機:青森空港への国内線が利用可能。空港からバスで新青森駅へ向かい、弘南鉄道線でつがる市へ。
- 車:東北自動車道を利用し、青森ICで下車。国道7号線を北上し、約20kmでつがる市へ到着。
- 長距離バス:東京から高速バス「ドリームつがる」で新青森駅まで。そこから弘南鉄道線でつがる市へ。
- フェリー:北海道から青凤丸で青森港へ。青森港からバスで新青森駅へ、弘南鉄道線でつがる市へ。
観光スポット
- 津軽富士見湖 – 美しい自然環境の中で四季折々の風景を楽しめます
- 五所川原市立美術館 – 地元出身の画家の作品など、多彩な展示が魅力です
- 津軽三味線会館 – 津軽三味線の歴史や文化を深く理解できます
- 津軽藩ねぷた村 – 大きなねぷたや伝統工芸品を見学できます
- 金木町アップルパーク – リンゴ狩りやリンゴの加工品が楽しめる施設です