網走市は何県?【答え】北海道|網走市完全ガイド(観光・文化・特産品・アクセス情報)

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北海道網走市の風景
人口31,311 人 ※2026年2月28日時点(住民基本台帳)
面積470.84 km²
人口密度66.5 人/km²

網走市(あばしりし)は、北海道東部・道東地方に位置し、オホーツク海に面した港町です。面積は470.84km²、人口は31,311人(2026年2月28日現在、住民基本台帳)で、人口密度は66.5人/km²と、広大な土地に人々が暮らしています。札幌からは直線距離で約330kmほど離れた道東の玄関口であり、オホーツク総合振興局の振興局所在地として、オホーツク圏の中核都市を担っています。1994年(平成6年)には近隣4市町とともに「オホーツク北網地方拠点都市地域」に指定されており、行政・商業・医療が集積する地域の中心として機能しています。

網走市の地形は変化に富んでいます。北はオホーツク海の海岸線に接し、市内には網走湖・能取湖・濤沸湖・藻琴湖という4つの湖沼が点在します。中心市街地は網走川の河口付近から海岸段丘上の平地に広がっており、南に向かうほど農村地帯・丘陵地が続きます。市域の一部は「網走国定公園」に指定されていて、湖と海とオホーツクの自然が日常風景のなかに溶け込んでいます。他の北海道の都市と比べると、内陸型の盆地気候ではなく、オホーツク海型気候の影響を受けるため、夏は比較的涼しく冬は海沿いのため内陸部より冷え込みが穏やかなのが特徴です。

観光面では「流氷の街」として全国的に知られており、毎年1月中旬から3月下旬にかけてオホーツク海を埋め尽くす流氷は、世界でもこの緯度でこれほどの規模で見られる場所は限られます。砕氷船「おーろら」に乗って流氷原へ乗り出すという体験は、一度やったら忘れられない迫力があります。一方で夏は日照時間が長く、オホーツク海に映える青空と湖の風景のなかでのラグビーやマラソンの合宿地としても全国から選手が集まります。観光入込客数は年間120万人から180万人で推移しており、そのうち宿泊客の割合は約26〜30%となっています。定住する場所としては、行政・医療・買い物などの生活機能がひととおり揃い、道東の諸都市へのアクセスも比較的よいため、地方都市としての生活利便性が確保されています。

網走市に隣接する市町村は、東が小清水町、南が大空町(網走郡)、西が北見市です。北はオホーツク海に面しています。小清水町はオホーツク海から屈斜路カルデラの外輪山まで南北に長い町域を持つ畑作の盛んな町で、国道244号沿いに小清水原生花園が広がります。大空町は2006年に女満別町と東藻琴村が合併して誕生した町で、女満別空港を擁しており道東の空の玄関口となっています。北見市はオホーツク総合振興局管内最大の人口規模を持つ市で、網走市の西側に接し経済的なつながりが深い都市です。

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網走市の歴史

約2万年前から続く、北方民族の交差点

網走地方に人類の生活が始まったのは約2万年前からとされています。北海道が続縄文時代にあった5世紀ころ、オホーツク海沿岸には独特の「オホーツク文化」が花開きました。この文化は樺太南部に住んでいた少数民族・ニヴフが起源とされ、北東アジアの大陸文化の影響を色濃く受けた海洋漁猟民族の文化です。13世紀ころまでの約800年間にわたってオホーツク海沿岸に栄え、樺太・千島列島にも広がりました。

オホーツク文化の最大の遺跡として国の史跡に指定されているのが、網走川河口左岸にある「最寄貝塚(モヨロ貝塚)」です。1913年(大正2年)に米村喜男衛がこの遺跡を発見し、アイヌ文化とも擦文文化とも異なる独自の文明の存在が明らかになりました。発掘された土器・骨角器・装飾品は、当時のオホーツク人が豊かな海の幸に依存しながら高度な文化を築いていたことを示しています。現在もモヨロ貝塚館が設けられており、地元の子どもたちが遠足で訪れる身近な「学びの場」となっています。

幕末の探検家が記録した、最果ての漁場

文献に網走が登場するのは、18世紀末のことです。1798年(寛政10年)の地図には「アバシリ沿岸および番屋」が描かれており、当時すでに漁場として利用されていたことがわかります。1858年(安政5年)には探検家・松浦武四郎がアバシリ川を遡行し、その記録を『戊午日誌(西部安婆之利日誌)』に残しました。松浦が「北海道」という名称を提案した人物であることを考えると、網走はまさに「北海道の名付け親」が足を踏み入れた地でもあります。

1872年(明治5年)に蝦夷地が北海道と改められ、北見国網走郡の呼称のもと「アバシリ村」が成立します。1875年(明治8年)に漢字をあてて「網走村」となり、1880年(明治13年)に網走郡役所が開庁。以来、道東地方の行政拠点としての歩みが始まりました。1881年(明治14年)には網走川河口右岸に市街地が区画され「北見町」と命名、宅地の払い下げが開始されます。1882年(明治15年)には網走初の専業農家が誕生し、馬鈴薯・大根・麻などの栽培が始まりました。

囚人たちが拓いた道と、開拓の記憶

明治時代の網走を語るうえで欠かせないのが、監獄の存在です。1890年(明治23年)に「釧路監獄署網走囚徒外役所」(網走刑務所の前身)が開設され、収容された囚人たちの強制労働によって北見方面への道路が開通しました。過酷な環境のなかで行われたこの開拓作業は、後に数多くの映画・小説の題材となり「網走番外地」という言葉が生まれるほど、網走の知名度を全国に広めることになります。現在、旧刑務所の建物は「博物館網走監獄」(1983年開館)として整備されており、五翼放射状舎房や教誨堂などは国の重要文化財に指定されています。歴史の重みを肌で感じながら、当時の囚人たちの息づかいに思いをはせることができる、他の地域にはない体験ができる場所です。

1897年(明治30年)には網走支庁が設置され、行政の中心地としての役割が確固たるものになりました。1912年(大正元年)には網走〜野付牛間の鉄道が開通し、1915年(大正4年)には能取村・藻琴村と合併して規模が拡大。1947年(昭和22年)に市制が施行され、正式に「網走市」が誕生しました。

冷凍すり身の発祥地として、食品産業に革命を起こした街

網走の歴史のなかで、世界規模で語られるべき出来事があります。1960年(昭和35年)、網走市の道立水産試験場(現在の北海道立総合研究機構水産研究本部網走水産試験場)で「無塩冷凍すり身」の技術が開発されました。この発明により、スケトウダラなどの大衆魚を長期保存・大量流通させることが可能になり、かまぼこや竹輪、はんぺんなどの練り製品が世界中に広まることになります。網走は「冷凍すり身発祥の地」として、日本の食品加工産業の歴史に確かな足跡を残しています。

1983年(昭和58年)の博物館網走監獄開館、1985年(昭和60年)のオホーツク流氷館開館、1991年(平成3年)の砕氷船「おーろら」就航と北海道立北方民族博物館開館など、1980年代から90年代にかけて観光・文化施設の整備が一気に進みました。1988年(昭和63年)にはソウルオリンピックの事前合宿地に選定されたことをきっかけに、スポーツ合宿の受け入れにも積極的に取り組み始めます。現在でもラグビー・陸上・バドミントンなど多くの競技チームが夏の網走に集まります。

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網走市の文化・風習

流氷とともに暮らす、オホーツクの冬

網走の一年は、流氷の到来とともに冬のモードに入ります。毎年1月中旬ごろになると、ロシアのアムール川から流れ出た淡水が冷え固まった流氷がオホーツク海を南下し、網走の海岸に押し寄せてきます。3月下旬ごろまでの約2〜3ヶ月間、海が白く埋め尽くされる光景は、網走に住む人にとって当たり前の「冬の日常」です。地元の人は流氷を「流氷前線が来た」「今年は流氷が厚い」「もう離岸した」と天気予報を読むように話します。気温はまれに−15℃以下になることもありますが、オホーツク海沿岸は内陸の北見・美幌と比べると寒さが緩やかで、−10℃前後の日でも晴天であれば外出しやすい環境です。

厳冬期を代表するのが、網走湖の氷上ワカサギ釣りです。湖が結氷する1月下旬から3月初旬にかけて、湖面に穴を開けてワカサギを釣る「氷下漁」が行われ、観光客向けの体験釣りも盛んです。地元の人たちも週末には湖へ出かけ、テントを張って友人・家族と釣りを楽しむ姿が見られます。釣ったばかりのワカサギを天ぷらにして、湖畔でそのまま食べるという体験は、網走ならではの冬の楽しみ方です。

夏は短く、濃い──日照時間の長い北の夏

網走の夏(6〜8月)は年間で最も晴れの日が多く、日照時間が長いのが特徴です。8月でも最高気温の平均は25℃以下と過ごしやすく、夜は20℃以下まで下がります。日中の暑さよりも、夜に窓を開けて眠れるさわやかさが夏の網走の魅力です。農業・漁業・観光の三拍子が揃うこの季節、市内は一年で最もにぎわいを見せます。

7月から9月にかけて能取湖・濤沸湖ではサンゴ草(アッケシソウ)が色づき始め、特に9月中旬〜下旬には湖岸一面が真紅に染まります。この絶景を目当てに多くの観光客が訪れますが、地元の人たちにとっては「あ、サンゴ草が赤くなってきた。もう秋だな」という季節の移ろいを知らせる存在です。卯原内のサンゴ草群生地は「日本紅葉の名所100選」にも選定されており、北海道の秋を彩る風物詩として定着しています。

アイヌ・ウィルタ・ニヴフの文化が息づく街

網走はアイヌ文化だけでなく、樺太の先住民族であるウィルタ(オロッコ)やニヴフ(ギリヤーク)とも深い縁があります。終戦後、旧日本軍に徴用されていたウィルタやニヴフの人々の一部が網走に強制送還されたという歴史的な経緯があり、現在でもその文化的な痕跡が街に残っています。ミス網走にあたる「流氷パタラ」の「パタラ」という言葉はウィルタ語由来で「お嬢さん」を意味し、網走市のご当地キャラクター「ニポネ」はアイヌ語で「木の小さな子または人形」を意味する「ニポポ」が名前の由来です。

天都山には「北海道立北方民族博物館」があり、東はグリーンランドから西は北欧に至るまでの北方民族の文化と生活を紹介する日本唯一の博物館として、全国から研究者・観光客が訪れます。アイヌの民族衣装の試着体験もでき、人気漫画「ゴールデンカムイ」の聖地としても注目されています。街を歩くと、ニポポの木彫り人形がいたるところで目に入り、こうした多民族の歴史の層が網走という街の個性をつくっています。

北海道弁の中でも道東らしい話し方

北海道は広大なため地域によって方言の違いがありますが、網走を含む道東の人々は比較的はっきりとした発音で話すといわれています。北海道弁としては、語尾に「〜だべ」「〜さ」「〜かい」をよく使い、物をしまうことを「なおす」、疲れることを「こわい(こわくなった)」、急ぐことを「はやる」など、本州とは異なる表現が日常的に使われています。寒い地域特有のこととして、冬の挨拶は「さむいね」が最初に来るのが普通で、天気の話と季節の変化が会話の導入になることが多いです。

人の気質については、北海道の開拓地としての歴史を持つだけに、初対面に対してもわりとオープンで話しやすい印象を持つ人が多いといわれます。一方で、冬の流氷シーズンには地域全体が「内向き」になり、近所同士で雪かきを手伝ったり、ドライブが難しい日には声をかけ合ったりという助け合いの文化が根付いています。漁師町・農業の街としての歴史から、季節の仕事に合わせて人々が動くリズムが今も生活のなかに生きており、9月の秋サケ漁の時期や冬のワカサギ漁の時期には街全体が活気づきます。

網走市の特産品

オホーツクサーモン(カラフトマス)──白魚醤油で化ける、夏の赤い魚

網走を代表する魚のひとつが、カラフトマスを「オホーツクサーモン」の名で呼ぶサーモンです。旬は7月下旬から9月にかけてで、オホーツク海の冷たい海で育った身は鮮やかな赤みを帯び、脂がほどよく乗っています。一般的なサーモンに比べてさっぱりとした味わいが特徴で、しつこさがなく食べ飽きません。

このオホーツクサーモンを使って2008年(平成20年)に網走市が開発したご当地グルメが「オホーツク網走ザンギ丼」です。オホーツクサーモンと塩だけで熟成・ろ過した天然の調味料「白魚醤油」に漬け込んで揚げた「網走ザンギ(サーモンの唐揚げ)」を北海道産白米の上に乗せ、網走産長いも・山わさびを添え、しじみ・ホタテ・あさりなどを使った汁物をつけるのがルールです。衣はカリッと、中のサーモンはふっくらジューシーで、白魚醤油の旨味が全体をまとめています。市内の飲食店約10店舗で提供されており、道の駅流氷街道網走のレストランでも食べることができます。

網走湖産しじみ貝──北海道産の8割を占める、国のお墨付きブランド貝

網走湖は網走市と大空町にまたがる汽水湖で、面積32.3km²、周囲長44km、最大水深16.1mを誇ります。この湖で獲れる大和しじみは、その漁獲量が北海道内産の約8割を占める、文字通り「道産しじみの中心地」です。全国でも7番目のしじみ産地であり、伝統的な生産方法や気候・風土などの特性が品質と結びついていることが認められ、国の地理的表示保護制度(GI)に「網走湖産しじみ貝」として登録されています。

旬は夏(6〜8月)が一般的とされますが、網走湖のしじみは冬でも漁が行われ、通年で地元の食卓に上ります。網走湖の冷涼な気候のため成長が遅く、殻の大きさが23mm以上になるまで約8年かかるといわれています。その分、天然のうま味成分をたっぷり蓄えており、一般的に流通している本州産と比べてひとまわり大きく、アサリと見間違えるほどの大粒が揃います。食べ方はシンプルな味噌汁が一番で、澄んだ汁に貝の旨味が溶け出し、一口飲むと網走の湖の豊かさが伝わってきます。ザンギ丼の付け合わせの汁物にも使われ、ご当地グルメとしての存在感も高まっています。

ワカサギ・シラウオ──氷下漁で知られる、湖の宝

網走湖のワカサギとシラウオの漁獲量は北海道一です。ワカサギの旬は冬(12〜3月)で、湖が結氷した後に氷に穴を開けて網を仕掛ける「氷下漁」という独特の漁法で獲られます。透き通るような白い身は淡白な甘みがあり、天ぷらにすると外はサクサク、中はほっくりとした食感になります。釣ったその場で揚げて食べるのが最も美味しい食べ方で、醤油や天つゆをさっとつけてひと口食べれば、揚げたての香ばしさと湖の清涼感が合わさります。

シラウオの旬は秋(9〜11月)で、透明感のある細長い体が特徴です。北海道全域でシラウオの漁獲量が最も多いのが網走湖であり、鮮度の落ちやすいシラウオを獲れたてで食べられる網走の強みが際立っています。さっと醤油とわさびで刺身のように食べるか、卵とじや汁物に入れると優しい旨味が引き立ちます。地元では冷酒のつまみとして居酒屋でも定番です。

毛がに・あぶらがに──流氷明けの海が育てた、濃厚なかに

冬期間、流氷で覆われたオホーツク海で育った毛がには、身の締まりと甘みが格別で、特にかにみそのコクが高く評価されています。旬は流氷が去った春から初夏(3〜6月)にかけてで、流氷のもたらす豊富なプランクトンを食べて育つことで身が充実します。焼いても、茹でても、鍋に入れても、食べ方を選ばない万能な食材です。

さらに網走には「あぶらがに」という希少なかにも生息しており、国内産のほとんどが網走沖で漁獲されます。タラバガニと外見がよく似ていますが、甲羅中央の突起の数が4個(タラバは6個)で見分けられます。鮮やかな身色と甘みはタラバに引けを取らず、主に夏ごろから漁獲されます。市内の飲食店や市場では、この地でしか気軽に食べられないあぶらがにを求めて、遠方から訪れる食通も少なくありません。

冷凍すり身──世界に広まった、網走発祥の食品加工技術

1960年(昭和35年)に網走市の道立水産試験場で「無塩冷凍すり身」の製造技術が開発されました。スケトウダラを原料としたこの技術は、従来の練り製品産業を根本から変え、かまぼこ・ちくわ・はんぺんなどが世界中に普及する礎となりました。網走港はかつてスケトウダラ漁業の基地として栄え、この技術開発の背景には豊かな漁業資源があります。現在も「冷凍すり身発祥の地・網走」として地域のアイデンティティのひとつになっており、お土産として練り製品が人気を集めています。

網走ビール・オホーツクあばしり和牛──地のものにこだわる、新ブランド

網走市には地ビールの「網走ビール」があり、オホーツク海の海洋深層水や流氷水を原材料に使ったユニークなビールが揃っています。「流氷ドラフト」は鮮やかな水色が特徴で、見た目のインパクトもさることながら、すっきりとした飲み口が人気です。旬を問わず通年で購入でき、土産品としても定番の一品です。また、オホーツクの広大な牧草地で育てられたブランド和牛「オホーツクあばしり和牛」は、きめ細かい霜降りと甘みのある脂が特徴で、網走市内の一部のレストランやステーキ店で食べることができます。夏の澄んだ空気のもと、オホーツク海を眺めながらあばしり和牛のステーキを楽しむ──それが、網走に訪れた人だけが味わえる贅沢です。

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網走市の移住・暮らし情報

通勤・仕事事情──オホーツク圏の中核都市で働く

網走市はオホーツク総合振興局の振興局所在地であり、国・北海道の出先機関が集まる行政の中心地です。市内で働く人の多くは市役所・振興局・学校・病院・水産加工業・農業関連企業に勤めており、市外への長距離通勤はあまり一般的ではありません。隣接する大空町(女満別空港周辺)や北見市への通勤者も一部おり、北見市へは国道39号線を車で約40〜50分が目安です。網走市内は深刻な渋滞がほとんどなく、市内どこへでも10〜15分程度で移動できるため、「通勤時間が短くてストレスゼロ」というのが移住者からよく聞かれる感想です。一方、冬の雪道・凍結路面への備えは必須で、スタッドレスタイヤへの交換と朝の車の暖機は季節の習慣です。

住宅環境と家賃相場──本州の半額以下で広い部屋に住める

網走市の住宅環境は、本州の都市と比べると非常に手ごろです。LIFULL HOME’Sのデータ(2026年2月20日更新)によると、単身者向けのワンルーム・1K帯は約3〜4万円が相場で、2LDK・3LDKのファミリー向け物件でも6〜7万円程度が目安です。スマイティの掲載物件の平均賃料は4.1万円(2026年調査時点)となっており、4万円以下の物件も比較的多く見つかります。駐車場付きの物件が大半を占めており、追加の駐車場代がかからない場合がほとんどです。

住宅地として人気があるのは、網走駅に近い市街地エリアと、駒場・潮見・桂町・向陽ケ丘といった住宅街エリアです。市街地は買い物・病院・学校へのアクセスがよく利便性が高い反面、郊外の潮見や向陽ケ丘は静かで自然が身近な環境です。網走湖畔の近くに住むと、朝の散歩で湖面に霧がたなびく景色を毎日見られます。持ち家を検討する場合、地価も低く100坪以上の土地付き一戸建てが1,000万円台で購入できることもあります。

買い物環境──生活に必要なものは市内でそろう

買い物については、市内にスーパーマーケットが複数展開されており、生活に不自由はありません。道東アークス(ベーシック・ファースト)が市内複数店舗を運営しているほか、北雄ラッキー、コープさっぽろの各店舗があります。駒場エリアには駒場ショッピングタウン「アルサキット」があり、衣料品・食料品・サービス店舗が集まっています。国道39号線沿いにはロードサイド型の量販店・飲食店が充実しており、日用品の調達は問題ありません。ただし大型ショッピングモールは市内にないため、家電の大量購入や特定ブランド衣料品の購入は北見市か、ネット通販を活用することが多くなります。

子育て・教育環境──幼稚園から大学まで市内にそろう充実した教育インフラ

子育て環境については、認定こども園・保育園・幼稚園が市内各地に点在しており、「網走市立すずらん保育園」「網走市立たんぽぽ保育園」「網走市立ひまわり保育園」など公立保育園が複数設置されています。市は子育て支援に積極的で、「網走市地域子育て支援センター(ひまわり・どんぐり)」を運営し、子育て中の保護者が集まれる場を提供しています。小中学校は市内各地に点在し、徒歩圏または短距離バス通学が基本です。高校は「北海道網走南ヶ丘高等学校」「北海道網走桂陽高等学校」の2校があり、市内での高校進学が可能です。さらに「東京農業大学オホーツクキャンパス」が市内にあり、地元の子どもたちが大学まで網走で学べる環境が整っています。東京農大は地域企業との連携が盛んで、地域に根ざした農業・生物産業系の教育研究が行われています。

医療環境──道東の医療拠点として十分な体制が整備

医療面では、オホーツク総合振興局の拠点都市として周辺町村より充実した環境が整っています。主な医療機関として、網走厚生病院・網走中央病院・網走脳神経外科・リハビリテーション病院・こが病院・北海道立向陽ケ丘病院などがあり、内科・外科・精神科・リハビリ等の診療科目が市内でカバーされています。「網走市保健センター」も設置されており、健康診断・予防接種・母子保健サービスなどが受けられます。ただし高度専門医療(複雑な手術・特殊治療など)は旭川や札幌の病院への移送が必要になる場合があります。救急対応については地域消防組合の体制があり、日常的な急病には対応できます。

網走市の気候・生活環境

数字で見る網走の気候──北海道の中では「温暖」な海沿いの街

網走市の年間平均気温は6.3℃(climate-data.org)で、気象庁の平年値(1981〜2010年)では年平均6.5℃、年平均降水量787.6mm、年平均降雪量312cmとなっています(Wikipedia 網走市気候データより)。北海道のイメージから「極寒の地」と思われがちですが、網走市はオホーツク総合振興局の中でも雪が少なく冷え込みが比較的穏やかな場所で、気象庁から「都市化の影響が少ない観測地点」として日本の平均気温算出地点に選ばれています。

月別の平均最高気温・最低気温は、網走市観光公式サイト「おいしいまち網走」(visit-abashiri.jp)が公表している以下のデータが参考になります。3月は平均最高気温2.3℃・平均最低気温-4.9℃、4月は平均最高気温9.1℃・平均最低気温0.6℃、5月は平均最高気温14.6℃・平均最低気温5.8℃、6月は平均最高気温17.7℃・平均最低気温10.2℃、7月は平均最高気温21.4℃・平均最低気温14.6℃、8月は平均最高気温23.3℃・平均最低気温16.6℃、9月は平均最高気温20.7℃・平均最低気温13.4℃、10月は平均最高気温15.0℃・平均最低気温7.0℃、11月は平均最高気温7.6℃・平均最低気温0.4℃です。

夏の体感──梅雨なし、涼風、光の長い北の短い夏

網走の夏(7〜8月)は梅雨がありません。6月に入ると空気が一気に透き通り、日照時間が延びてきます。朝5時前から空が明るくなり、夜7〜8時まで日が沈まない、北の夏ならではの「白夜感覚」が体験できます。7月は平均最高気温21.4℃と過ごしやすく、観光入込客が最も多いシーズンです。ただし太平洋側から回り込む霧が発生することがあり、朝は視界が悪い日もあります。8月は平均最高気温23.3℃で夏の最高気温を迎えますが、8月中旬を過ぎると朝晩が急に肌寒くなり、長袖・上着が必要になります。内陸部と違い寝苦しい熱帯夜はほとんどなく、窓を開けたまま眠れる夜が続きます。

冬の体感──流氷の来る、静寂と白の季節

冬(12〜3月)は、北海道の内陸部(北見・美幌など)と比べると積雪は少なく冷え込みも穏やかです。年平均降雪量312cmは北海道全体で見ると多くはありません。とはいえ、1月下旬から2月上旬にかけて流氷が接岸する時期は気温が-15℃を下回ることもあります。この時期、水道管の凍結防止のために就寝前に「水落とし(水抜き)」をする習慣があります。あらかじめ大家さんに水抜き操作を教わっておくことが、網走での初めての冬越しに欠かせないことです。朝、カーテンを開けると外の景色が見えないほど真白で、前夜降った雪が音もなく積もっている──その静けさが網走の冬の朝の体感です。車のフロントガラスの霜取りが日課になり、スタッドレスタイヤは10月下旬〜11月には交換が必要です。

春・秋の変化が早い──短い移ろいを楽しむ四季

3月は降雪が続き「ドカ雪」と呼ばれる大雪が降ることもあります。4月になっても雪が残り、ゴールデンウィーク頃に雪が降ることさえあります。フキノトウやミズバショウが雪解けの地面に顔を出す4月後半から5月初旬は、道東に遅い春が来た瞬間で、光がぐっと柔らかくなります。秋(9〜10月)は紅葉と秋サケが重なるシーズンで、網走湖・能取湖の水辺に錦色の木々が映えます。11月に入ると急速に冬支度が始まり、初雪の日は街全体が静まりかえります。台風の直撃を受けることはほとんどなく、台風の余波による長雨が9月ごろに来ることはあるものの、本州のような台風被害は少ないです。

網走市のエリア別特徴

網走市内は地形と機能によっていくつかのエリアに分けて考えると、住む場所選びがしやすくなります。大きく「市街地中心部」「駒場・桂町エリア」「潮見・向陽ケ丘エリア」「湖沿い・郊外エリア(呼人・藻琴・北浜方面)」に分けられます。

市街地中心部──生活利便性重視の人に最適

網走駅・網走バスターミナル周辺から南条・台町エリアにかけての市街地は、役所・金融機関・飲食店・スーパー・医療機関がひとところに集まっており、車がなくてもある程度生活できる網走市内では希少なエリアです。JR網走駅直結でバスのターミナルもあり、交通機関へのアクセスが最もよい場所です。飲食店・居酒屋が集まる繁華街も徒歩圏内で、仕事帰りに地魚の居酒屋に立ち寄れる便利さがあります。家賃は市内では比較的高めですが、それでも本州基準では手ごろです。単身の勤め人・移住初心者・高齢者など、車に頼りすぎたくない方に向いています。

駒場・桂町エリア──ファミリー向けの住宅街

網走駅の西側から南側に広がる駒場・桂町エリアは、保育園・小学校・中学校が整備された子育てしやすい住宅地エリアです。駒場ショッピングタウン「アルサキット」があり、日用品の買い物に便利です。スーパー(ベーシック駒場店・ファースト駒場店・コープさっぽろあばしり店)が複数あり、食材の選択肢も豊富です。駐車場付きの戸建て・アパートが多く、ファミリーで広い住宅を探している方や、学校への通学を重視するファミリー層に向いています。「北海道網走桂陽高等学校」が近く、高校生を持つ家庭の利便性も高いです。

潮見・向陽ケ丘エリア──静かな住宅地で海と丘を日常に

オホーツク海側の丘陵地に位置する潮見・向陽ケ丘エリアは、海や丘の眺めが身近な閑静な住宅地です。中心市街地から車で10分程度と適度な距離感があり、「都心の喧騒から離れたいが、利便性もある程度確保したい」という方に向いています。北海道立向陽ケ丘病院があるため医療環境もよく、高齢者や子育て家庭にも安心感があります。アパートや戸建ての物件が点在しており、比較的落ち着いた環境のなかで暮らしたい移住者に選ばれやすいエリアです。

呼人・藻琴・北浜エリア──湖と海と農村が混在する最果て感

市の南東から東にかけて広がる呼人・藻琴・北浜エリアは、網走湖・藻琴湖・濤沸湖が点在し、JR釧網本線の駅が静かに佇む農村・漁村的な風景が広がります。「北浜駅」はオホーツク海に最も近い駅として有名で、駅舎内の喫茶「停車場」は全国の鉄道ファンが訪れる場所です。農地と湖と海が視界に入り込む風景は他に類がなく、「自然の中に溶け込んで暮らしたい」「農業に関わりながら移住したい」という方に向いています。一方で商業施設は少なく、生活の多くの用事は市街地まで車で出かけることになります。利便性よりもロケーションと自然環境を優先する方のためのエリアです。

網走市の年間イベント

1〜3月:「あばしりオホーツク流氷まつり」──流氷とともに街が盛り上がる冬の祭典

毎年2月に開催される「あばしりオホーツク流氷まつり」は1966年(昭和41年)から続く網走を代表するイベントです。流氷から切り出した氷のオブジェ・流氷のすべり台・アイスバーなどが登場し、会場は流氷ならではの体験で満ちあふれます。流氷が接岸した海岸で「流氷カヤック引き大会」が行われることもあり、観客もざぶんと北の海に向き合えます。流氷が到来している期間中(1月中旬〜3月下旬)は砕氷船「おーろら」が就航し、乗船しながら流氷の上を進む体験は圧巻です。流氷の砕ける「ミシミシ」という音と、一面白く埋まったオホーツク海の眺めは、動画や写真ではとても伝わりきらない体験です。

6月:「オホーツクあばしりツーデーマーチ」──湖と海を歩く2日間

6月上旬に開催される「オホーツクあばしりツーデーマーチ」は、でっかいどうオホーツクマーチの網走ステージとして位置づけられたウォーキングイベントです。能取湖・網走湖・オホーツク海沿いのコースを2日間にわたって歩き、コースによって5〜30kmの各距離を選べます。湖の青と海の青が交互に現れるコースは、歩きながらでも「こんな景色が生活のそばにあるのか」と気づかせてくれます。地元の人も参加者も一緒に歩くアットホームな雰囲気が特徴です。

7月:「あばしりオホーツク夏まつり」──流氷音頭で千人おどり

毎年7月に開催される「あばしりオホーツク夏まつり」は、流氷音頭にあわせた「千人おどり」と花火大会が目玉のイベントです。網走ゆかりの「流氷音頭」の賑やかなメロディーに乗って、市民・観光客が一緒になって踊る光景は、短い夏の網走のエネルギーが凝縮されています。夜の花火は海の上空へ打ち上げられ、オホーツク海に映える光の輪が夏の網走の夜を彩ります。

9月:「能取湖さんご草祭り」──湖岸が真っ赤に染まる秋の絶景

毎年9月中旬〜下旬に開催される「能取湖さんご草祭り」は、卯原内のアッケシソウ(サンゴ草)群生地が見頃を迎えるタイミングに合わせて行われます。湖岸一面が深紅に染まる群生地は「日本紅葉の名所100選」にも選定されており、この光景を目当てに毎年多くの観光客が訪れます。晴れた日には湖面の青と岸辺の赤のコントラストが鮮やかで、早朝に行くと朝露に濡れたサンゴ草が宝石のように輝きます。祭り会場では地元の農産物・水産物の販売なども行われ、秋の網走を全身で感じられる一日になります。

9月:「はな・てんとまつり」──天都山を染める花の祭り

天都山のフラワーガーデン「はな・てんと」で毎年9月に開催されるまつりです。天都山の丘一面にコスモスやサルビアが咲き誇るこの場所は、オホーツク海・網走湖・能取湖を見下ろす絶景の展望台でもあります。花と眺望が重なる秋のひとときは、地元の人たちにとっても「今年もここまで来た」と感じる季節の節目になっています。

11月:「オホーツク網走フィルムフェスティバル」──映画の街・網走の映画祭

毎年11月に開催される映画祭で、「網走番外地」シリーズをはじめ数多くの映画のロケ地となってきた網走ならではの文化イベントです。国内外の映像作品の上映や関連企画が行われ、映画ファンが道内外から集まります。雪が降り始めた頃の網走で、映画館に向かう足取りはどこか映画の世界そのものです。

イベントや祭事の期間中は、周辺宿の早期満室が予想されます。
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網走市へのアクセス

飛行機──最速ルート、羽田から約1時間45分

最も速いアクセス方法は飛行機です。最寄りの女満別空港(大空町)は網走市街地から車で約30分、バスで約35分の距離にあります。東京(羽田・成田)・札幌(丘珠・新千歳)・名古屋(中部)・大阪(関西・伊丹)から航空便が就航しており、羽田〜女満別は約1時間45分が目安です(网走市観光公式サイト「おいしいまち網走」access情報より)。空港到着後は網走バスターミナルへのバス(所要約35分)か、タクシー・レンタカーを利用して市内へアクセスします。

JR──景色を楽しむなら特急オホーツク

鉄道では、札幌駅から特急「オホーツク」で直通で網走駅まで約5時間20分(自由席10,340円、指定席10,870円)です(Domingo記事 2025年情報より)。事前にJR北海道のインターネット予約サービス「えきねっと」を利用すると、トクだ値1として7,060円(35%OFF)で購入できる場合があります。なお、旭川で「ライラック/カムイ」と「特快大雪」(2025年ダイヤ改正で特急大雪は特別快速に格下げ)を乗り継ぐルートもあります。沿線では石北峠の山岳地帯・北見盆地・女満別の農村地帯を経て最後に網走湖沿いを走るルートで、車窓から道東の風景を楽しみたい旅行者にはこちらがおすすめです。釧路方面からは釧網本線(釧路〜網走)を利用し、釧路湿原の木道や凍ったオホーツク沿岸を走る絶景列車です。

高速バス──コスパ重視なら都市間高速バス

札幌〜網走間は高速バス「ドリーミントオホーツク号」(網走バス・北海道中央バス・北海道北見バス共同運行)が日中便6往復・夜行便1往復運行されており、片道料金は大人6,800円、往復12,800円(ホテルオホーツク・イン案内より)です。所要時間は約5時間50分〜6時間10分で、JRより安く移動できます。座席はリクライニングシート・プライベートカーテン・トイレ・Wi-Fi・コンセント完備で長距離移動でも快適です(網走バス株式会社公式サイト情報より)。

車──道東をめぐる起点として最も自由度が高い

車でのアクセスは、札幌ICから道央自動車道〜旭川紋別自動車道を経由し、遠軽ICから国道333号線〜国道39号線で約340km・所要約5時間が目安です(Domingo記事より)。高速道路料金は約3,770円です。車でのアクセスは、道中の雄大な景色を自分のペースで楽しめる最大のメリットがあり、北見・知床・釧路などへの広域ドライブ旅行の拠点として活用できます。市内は信号が少なく渋滞もほとんどないため、車があれば市内観光は非常に快適です。

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網走市の観光ルート

【冬・流氷シーズン】1日ルート──流氷体験フルコース(車・バス利用)

このルートは1月中旬〜3月下旬の流氷シーズン限定で、網走の冬にしかできない体験を詰め込んだルートです。

8:30 網走駅・市街地出発
↓(車またはバスで約15分)

①博物館網走監獄(滞在90〜120分)
→ 朝一番に訪れると観光客が少なく、静寂の中で歴史的建造物を体感できる。5棟の放射状舎房・教誨堂・庁舎を歩きながら、北海道開拓を支えた囚人たちの暮らしを追体験する。監獄食堂では実際の受刑者のメニューを再現した「監獄食」も食べられる。営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:00)、料金:大人1,500円(ぐうたび北海道・2025年更新情報より)。

↓(車で約5分)

②天都山展望台・オホーツク流氷館(滞在60〜90分)
→ 標高207mの天都山山頂から網走湖・能取湖・オホーツク海・知床連山を一望。流氷館のマイナス15℃の流氷体感テラスでは本物の流氷に触れ、濡れたタオルが瞬時に凍る「しばれ実験」を体験できる。流氷の天使クリオネも展示されている。

↓(車で約10分)

③道の駅流氷街道網走(滞在30〜60分)
→ 昼食をここで。地元の魚介を使った料理が揃い、オホーツクサーモンのザンギ丼を注文しながら窓の外の流氷が見える海を眺める。

↓(徒歩すぐ)

④流氷観光砕氷船「おーろら」乗船(約60分)
→ 午後便に乗船してオホーツク海へ。船が流氷を割りながら進む音と振動は圧倒的な体験で、デッキに出ると流氷の白の広がりが全方向を埋め尽くす。防寒具・手袋・耳当ては必須。

【夏・秋】半日ルート──湖・湿地・岬の自然めぐり(車利用)

このルートは5月〜10月に楽しめる、網走の自然の多様さを体感する半日コースです。

9:00 市街地出発
↓(車で約15分)

①モヨロ貝塚館(滞在40〜60分)
→ 網走川河口近くに位置するオホーツク文化最大の遺跡。1,000年以上前の北方海洋民族の遺物が間近に見られ、アイヌとは異なる独自の文化の重みを体感できる。早朝の静かな時間帯に訪れると、風が川面をなでる音だけが聞こえる。

↓(車で約20分)

②能取湖岸のサンゴ草群生地(9月が最盛期)(滞在30〜60分)
→ 卯原内の湖岸に広がるアッケシソウの群生地へ。湖面の青と岸辺の赤のコントラストは、北海道らしい広大なスケールで展開される。朝露が残る早朝はさらに美しい。

↓(車で約20分)

③能取岬(滞在30〜40分)
→ オホーツク海に突き出た断崖の岬で、灯台が白く立つ。晴れた日には水平線が弧を描き、海の広さを体でわかる場所。草原の上を海風が吹き抜け、遠くにサハリンが霞んで見えることもある。

↓(車で約20分)

④北海道立北方民族博物館(滞在60〜90分)
→ 天都山にある日本唯一の北方民族専門博物館。グリーンランドから北欧まで世界の北方民族の生活・文化・衣食住が展示され、アイヌの民族衣装体験もできる。人気漫画「ゴールデンカムイ」ファンの聖地でもある。

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網走市の観光スポット

  • 博物館網走監獄 – 明治時代から実際に使われた網走刑務所の建造物を移築保存した野外歴史博物館。五翼放射状舎房や教誨堂など8棟が国の重要文化財に指定されている。敷地は東京ドーム約3.5個分に相当し、全25棟の監獄建造物が点在する。囚人たちが北海道開拓のために道路を掘削した歴史が体感シアターで再現され、映画「網走番外地」「ゴールデンカムイ」の舞台として訪れるファンも多い。春夏の新緑と歴史建築のコントラストが特に美しく、1年を通じて見ごたえがある。開館時間9:00〜17:00(最終入館16:00)、料金大人1,500円(ぐうたび北海道・2025年更新情報より)。
  • 天都山展望台・オホーツク流氷館 – 標高207mの天都山山頂にある、流氷とオホーツク海をテーマにした科学館。マイナス15℃の「流氷体感テラス」では本物の流氷に触れることができ、濡れたタオルを振り回して凍らせる「しばれ実験」は子どもから大人まで夢中になる体験。3階の展望テラスからは網走湖・能取湖・知床連山・オホーツク海が360度に広がる絶景を楽しめる。流氷の天使クリオネの展示があり、冬季は特に人気が高い。併設カフェで「流氷ソフトクリーム」も食べられる。
  • 網走流氷観光砕氷船「おーろら」 – 毎年1月中旬から3月下旬の流氷シーズンに運航する砕氷船。船がゆっくりと流氷を割りながら進む振動と音、デッキから360度に広がる流氷の白、空を舞うオオワシやオジロワシ──この全てが同時に体感できる網走の冬の最大の見どころ。昼の便は澄んだ青空に流氷が映え、夕方便は茜色に染まる海と氷の対比が美しい。観光のハイライトとして外せない体験。
  • 北海道立北方民族博物館 – 天都山に位置する、世界の北方民族の文化と生活を紹介する日本唯一の博物館。東はグリーンランドから西は北欧まで、極地に生きる人々の衣食住・信仰・工芸品が実物大で展示されている。アイヌの民族衣装を試着できるコーナーもあり、人気漫画「ゴールデンカムイ」の世界観を深く理解できる場所として全国のファンが訪れる。音声ガイドの無料貸し出しもある。
  • 最寄貝塚(モヨロ貝塚)・モヨロ貝塚館 – 網走川河口左岸に位置するオホーツク文化最大の遺跡で、国の史跡に指定されている。1,000年以上前に海洋漁猟民族「モヨロ人」が暮らした痕跡が残り、出土した土器・骨角器・装飾品が展示されている。アイヌとも擦文文化とも異なる独自の文明の存在を示す遺跡として歴史的価値が高く、人類の北方への足跡を体感できる。網走川のせせらぎを聞きながら歩ける遺跡周辺は静かで幻想的。
  • 卯原内・能取湖サンゴ草群生地 – 毎年9月中旬〜下旬、能取湖の湖岸が一面真紅に染まるアッケシソウ(サンゴ草)の群生地。「日本紅葉の名所100選」に選定されており、湖面の青と岸辺の深紅のコントラストは他のどこにもない風景。早朝に訪れると朝霧と光が幻想的な雰囲気をつくり、サンゴ草が朝露に濡れて輝く。夏は緑色で、秋の深まりとともに少しずつ赤みを帯びていく変化も観察できる。
  • 能取岬 – 網走市北部、オホーツク海に向かって突き出した断崖の岬で、白と赤の縦縞模様の「能取岬灯台」が立つ。眼前に広がるオホーツク海の水平線は弧を描き、晴れた日にはサハリンが霞んで見える。草原の上を吹き渡る潮風の音、遠くで鳴く海鳥の声、そして日本離れした広大な景色が重なる場所。流氷シーズンには岬の下まで流氷が押し寄せ、一面白く凍ったオホーツク海を岬の上から見下ろせる。朝日・夕日どちらの時間帯も美しい。
  • 濤沸湖水鳥・湿地センター – 2005年にラムサール条約湿地に登録された濤沸湖に隣接する施設。オオハクチョウ・タンチョウ・オジロワシなど多様な野鳥が飛来・越冬する湿地の自然を学べる。双眼鏡を貸し出しており、湖面にたたずむ白鳥の群れや、冬に流氷とともにやってくるオオワシの雄姿を間近で観察できる。東小清水原生花園も近く、春〜夏は花畑とオホーツク海が重なる絶景コースが続く。

この街を深く知るなら、一晩泊まって歩くのが一番です。
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網走市の関連リンク

  • 網走市公式サイト – 網走市役所の公式ウェブサイト。移住・子育て支援・行政手続き・各種申請など、市民生活に必要な情報を網羅している。
  • おいしいまち網走(網走市観光公式サイト) – 網走市観光協会が運営する観光公式サイト。季節ごとの観光情報・グルメ・アクセス・宿泊など観光に必要な情報が一元化されている。

※地域情報の掲載・修正などをご希望の自治体・団体様は、下記よりお気軽にご相談ください。

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北海道全市町村一覧

北海道主要都市一覧

オホーツク総合振興局一覧

本記事は公開時の情報をベースに、定期的に全データの生存・正確性を定期点検しています。(最終点検:2026年3月)
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