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北海道寿都町完全ガイド|観光・文化・特産品・アクセス情報

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北海道寿都町の風景
人口 2,558 人
面積 95.25 km²
人口密度 26.9 人/km²

北海道後志(しりべし)地方の日本海沿岸に位置する寿都町(すっつちょう)は、かつてニシン漁で栄えた港町として知られ、現在も漁業と風力発電が町の主要な産業です。朱太川(しゅぶとがわ)の河口に広がる寿都湾を中心に、豊かな自然と歴史、そして温かい人々の暮らしが息づいています。アイヌ文化の影響を色濃く残すこの町では、古くから海とともに生きる文化が根づいており、新鮮な魚介類や加工品はもちろん、地元のスイーツや温泉など、訪れる人を楽しませる魅力に溢れています。
春から夏にかけて吹く「だし風(だし)」と呼ばれる強風は町の象徴でもあり、これを活かした風力発電が全国的にも早期に導入された先進的な地域です。寿都神社例大祭や寿都ふるさと祭りなど、地域の絆を感じられる行事も多く、古き良き港町の情景と現代的なエネルギー産業が調和した、個性豊かな町です。

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文化・風習

寿都町の文化は、アイヌ文化と和人文化が交わる独自の歴史を背景に発展してきました。町名の由来はアイヌ語の「シュプキペッ(syupki-pet)」で、「矢柄に使う茅のある川」という意味を持つといわれています。江戸時代から明治期にかけてはニシン漁で栄え、漁業文化が町の基盤を形成しました。
現在も寿都湾でのカキやホタテ、ウニの養殖が盛んで、寿都ブランドの「寿ガキ」や「生炊きしらす」は全国的にも高い評価を受けています。町民の食文化は新鮮な魚介類を中心とした郷土料理に支えられ、風土に根ざした生活様式が続いています。
また、地元では北海道方言が日常的に使われ、アイヌ文化の名残が神事や地名、伝承にも見られます。7月中旬の「寿都神社例大祭」では神輿が町を練り歩き、港町ならではの活気が溢れます。さらに、冬の「湯さこい秋祭り」や「雪灯篭まつり」など、四季折々の祭りを通して地域の絆が深められています。
公民館では子どもたちが地元の伝統工芸や郷土史を学ぶ活動も行われており、地域文化を次世代に伝える場として重要な役割を担っています。

特産品

  • 寿ガキ(寿都カキ)寿都湾で養殖されるカキは「寿ガキ」のブランド名で知られ、ぷっくりとした身と濃厚な旨味が特徴。冬から春にかけてが旬で、町の代表的な味覚です。
  • 生炊きしらす:地元で水揚げされたコウナゴ(イカナゴ)を醤油と砂糖で炊き上げた寿都の名産。ご飯のお供や土産として人気があります。
  • 寿都ホタテ:栄養豊富な寿都湾で育つホタテは甘みと弾力が抜群。刺身やバター焼きなど、様々な料理で楽しめます。
  • 寿都産長いも:寿都町樽岸地区で栽培される長いもは粘りが強く、自然薯に近い風味が特徴。地元直売所でも人気の商品です。
  • わかさいも:北海道を代表する銘菓「わかさいも」は、実は寿都町の若狭屋が発祥。現在も町内では「わかさ屋いも」としてその味を守り続けています。

年間イベント

  • 寿都神社例大祭(7月14〜16日):寿都神社で行われる伝統行事。神輿渡御や太鼓演奏が町を彩り、町民総出で盛り上がります。
  • 寿都ふるさと祭り(8月中旬):寿都港で開催される夏の風物詩。海産物の屋台や花火大会が行われ、観光客にも人気です。
  • 寿カキふるさと祭り(5月中旬):旬のカキを炭火で焼いて楽しめるグルメイベント。寿都の春の味覚を満喫できます。
  • 寿都港おさかな市(6月初旬):地元漁師によるセリ体験や鮮魚販売など、海と触れ合える人気イベントです。
  • 雪灯篭まつり(2月中旬):町全体が雪灯篭に包まれる幻想的な冬の祭り。雪国ならではの温もりを感じられます。

アクセス方法

  • 飛行機:最寄り空港は新千歳空港。空港から車で約3時間半で寿都町へ到着します。
  • 電車:JR函館本線の黒松内駅が最寄り駅。駅からはニセコバスで約40分。
  • バス:ニセコバスが寿都ターミナルまで運行。岩内町・黒松内町・島牧村方面への接続もあります。
  • 自動車:札幌市中心部から国道5号・229号経由で約3時間半。小樽・余市経由の海岸ルートは景観も美しく人気です。

観光スポット

  • 寿都温泉 ゆべつのゆ – 美肌効果があると評判の天然温泉。露天風呂からは日本海を一望できます。
  • 弁慶岬 – 義経伝説ゆかりの地で、風太くん像や弁慶の銅像が立つ町の象徴的スポット。
  • 道の駅 みなとま〜れ寿都 – 新鮮な海産物や特産品が揃う道の駅。観光情報センターも併設。
  • 寿都神社 – 江戸期からの歴史を持つ神社で、毎年の例大祭では多くの参拝客で賑わいます。
  • 鰊御殿 – 明治時代のニシン漁全盛期を伝える建築。宿泊施設としても利用可能です。

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