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岩手県紫波町完全ガイド|観光・文化・特産品・アクセス情報

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岩手県紫波町の風景
人口 31,394 人
面積 238.98 km²
人口密度 131 人/km²

岩手県の中部に位置する紫波町(しわちょう)は、岩手県紫波郡に属する町で、盛岡市と花巻市の中間に位置する内陸部の自治体です。町の中央部を北上川が南北に貫流し、東側には北上高地、西側には奥羽山脈が連なっています。河岸段丘と盆地、山地が組み合わさった地形を有し、古くから農業を基盤とした暮らしが営まれてきました。
交通面では国道4号をはじめとする幹線道路や東北本線が町内を縦断し、盛岡都市圏への通勤・通学圏としての性格も強く持っています。近年はJR紫波中央駅前を中心に進められてきた「オガールプロジェクト」に代表される、公民連携(PPP)によるまちづくりが全国的に注目を集め、地方都市の新たなモデルとして評価されています。

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歴史

紫波町の地域には古くから人々が定住し、平安時代には称徳天皇の命により高水寺が創建されました。中世には奥州藤原氏の一族である樋爪氏が本拠を構え、鎌倉時代には源頼朝が高水寺に走湯権現を勧請するなど、政治・宗教の両面で重要な役割を担ってきました。
近世には南部藩の支配下で奥州街道(日詰宿)が整備され、北上川舟運の拠点として商業と交通が発展しました。1889年の町村制施行後、複数の町村が成立し、1955年4月1日に9町村が合併して現在の紫波町が誕生しました。以後、農業を基盤としながらも、行政・教育・文化施設の整備が進められ、現代に至る町の基盤が形成されています。

文化・風習

紫波町では、北上川流域の農村文化を背景に、地域行事や伝統芸能が大切に受け継がれてきました。代表的な文化財として、重要無形民俗文化財に指定されている「山屋の田植踊」があり、農耕儀礼と結びついた地域文化を今に伝えています。
また、町の文化的拠点のひとつが野村胡堂・あらえびす記念館で、作家・音楽評論家として知られる野村胡堂の業績を紹介しています。加えて、紫波町図書館や町内各地の文化施設を通じて、学習・交流・創造の場が整備されており、日常生活の中に文化が根付いた町としての特色を持っています。

特産品

  • 水稲(ヒメノモチ): 北上川流域の肥沃な土壌と寒暖差を生かして栽培されるもち米。餅や加工品向けとして評価が高く、町内外へ出荷されている。
    紫波町の水田地帯を見る
  • 果樹(りんご・ぶどう・洋なし): 冷涼な気候を生かした果樹栽培が盛んで、生食用のほか加工原料としても利用される。直売所や観光農園も多い。
    紫波フルーツパーク
  • 畜産(紫波黒豚・モチモチ牛): 地元で育成されるブランド畜産物で、町内外の飲食店や直売施設で提供されている。
    道の駅 紫波
  • 日本酒: 南部杜氏発祥の地とされ、日本酒造りが盛んな地域。複数の酒蔵が現在も操業している。
    月の輪酒造店
  • ワイン・サイダー: 地元果実を活用した醸造が行われ、地域ブランドとしての確立が進められている。
    紫波サイダリー

移住・暮らし情報

  • 生活利便性:日詰地区を中心に、行政・医療・商業機能が集約されている。盛岡市へのアクセスも良好。
  • 子育て環境:保育施設・小中学校・高校が整備され、自然体験と教育環境の両立が可能。
  • 医療:町内医療機関に加え、盛岡市・花巻市の医療機関への広域連携が確保されている。
  • 住宅事情:戸建住宅を中心とした落ち着いた住環境で、比較的安定した地価水準。
  • 暮らしの特徴:豪雪地帯に指定されているが、除雪体制が整備されている。

気候・生活環境

  • 内陸性の大陸的気候で、寒暖差が大きい。
  • 冬季は積雪が多く、寒冷な日が続く。
  • 夏季は比較的湿度が高く、農作物の生育に適している。
  • 北上川と周囲の山地が景観と生活環境を形づくっている。

地域ごとの特徴(エリア別)

  • 日詰地区:町の行政・商業の中心地。 日詰駅周辺に市街地が形成されている。
  • 紫波中央駅周辺: 紫波中央駅を中心にオガールプロジェクトが展開されている。
  • 志和地区:農地と集落が広がる伝統的な農村地域。
  • 赤沢・佐比内地区:山間部に位置し、自然環境が色濃く残る地域。

アクセス

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