北海道市町村完全制覇!!青森県へ突入中!!

北海道江別市完全ガイド|観光・文化・特産品・アクセス情報

このサイトにはPRが含まれています。
北海道江別市の風景
人口 117,874 人
面積 187.38 km²
人口密度 629 人/km²

北海道石狩平野の中央に位置する江別市(えべつし)は、札幌市の東隣に広がる自然と都市機能が調和した街です。アイヌ文化の影響を受けつつ、明治期の開拓によって発展し、現在では「れんがと緑のまち」として知られています。市内には明治時代から続く煉瓦産業の伝統が残り、「江別のれんが」は北海道遺産に指定されています。経済的には農業と工業の両輪で発展しており、稲作・小麦・酪農を中心とした都市近郊型農業と、製紙・食品・IT関連企業が集まる産業都市の顔を併せ持ちます。冬には雪景色が広がり、ダイヤモンドダストが見られることもあるなど、四季の表情が豊かな地域です。また、酪農学園大学や札幌学院大学などの学園都市としても知られ、若者の活気が街に息づいています。市民の間には「江別弁」と呼ばれる穏やかな北海道方言が使われ、地元の祭りや食文化には温かな地域性が感じられます。

タップできる目次

文化・風習

江別市はアイヌ文化の名残を感じさせる地名や伝承が残る一方、屯田兵による開拓の歴史が現在の町並みにも色濃く反映されています。野幌屯田兵第二中隊本部(現・江別市屯田資料館)では当時の生活を学ぶことができ、地域のルーツを今に伝えています。

住民たちは自然と共に生きる暮らしを大切にしており、市内の「道立自然公園 野幌森林公園」は森林浴の名所として有名です。ここでは四季折々の自然が楽しめ、野鳥観察や散策を目的に訪れる人が絶えません。また、江別では北海道方言の一種である“江別弁”が今も使われ、温かみのある言葉で地域コミュニティの絆を深めています。

年間を通じて数多くの地域イベントが開催され、特に「えべつやきもの市」や「えべつ北海鳴子まつり」は北海道全域から観光客が集まる人気行事です。地域の小中学生による竹とんぼ作りや地域祭りの参加など、世代を超えて伝統文化が継承されています。江別の暮らしは、自然・人・文化の調和によって形づくられた、温かく活気ある地域文化の象徴といえます。

特産品

  • 江別のれんが:1891年に始まった煉瓦製造は現在も続き、「江別のれんが」として北海道遺産に指定。赤褐色の煉瓦造りの建築が市内各地に残り、EBRI(旧ヒダ工場)ではリノベーション施設としてカフェやショップが営業しています。
  • 江別産小麦製品:「ハルユタカ」「春よ恋」などの小麦を用いた「江別小麦めん」や地元パンは全国的にも有名。市内の江別製粉が地元生産を支えています。
  • えぞ但馬牛:1970年代から改良が進められたブランド黒毛和牛で、柔らかく風味豊かな肉質が特徴。地元レストランや精肉店で提供されています。
  • 瑞穂のしずく:江別産酒米「彗星」を100%使用した特別純米酒。栗山町の小林酒造で醸造され、江別市限定で販売されています。
  • ブロッコリーとレタス:江別市はブロッコリーとレタスの北海道内最大の産地。都市近郊の強みを生かし、新鮮な野菜が札幌圏に供給されています。
  • 酪農製品:酪農学園大学が生産する牛乳やチーズ、アイスクリームは高い評価を受け、学内ショップで購入可能です。

年間イベント

  • えべつスノーフェスティバル(2月):雪像展示やイルミネーションが行われる冬の恒例イベントで、家族連れでにぎわいます。
  • えべつやきもの市(7月):全国から陶芸家が集う北海道最大級の陶芸イベント。江別市コミュニティセンター周辺が会場となります。
  • えべつ北海鳴子まつり(7月):鳴子踊りのチームが市内を舞台に演舞する華やかな祭り。
  • 江別市民まつり(7月下旬〜8月上旬):パレードや花火大会など、市民が一体となる夏の最大行事。
  • えべつ秋の特産味覚まつり(10月):新米や地元農産品の販売、グルメ屋台が並ぶ収穫感謝イベント。

アクセス方法

  • 航空機:最寄りの空港は新千歳空港。空港からJR快速エアポートで札幌駅へ、乗換えて約20分で江別駅に到着します。
  • 電車:JR函館本線の「大麻駅」「野幌駅」「高砂駅」「江別駅」「豊幌駅」が市内にあり、札幌駅から約20分とアクセス良好です。
  • 車:札幌市中心部から国道12号で約40分。道央自動車道の「江別西IC」「江別東IC」からも容易にアクセス可能です。
  • バス:北海道中央バスやJR北海道バスが札幌・新千歳空港方面と市内を結んでいます。
  • 自転車:札幌市から国道12号沿いに自転車道が整備されており、約25kmのサイクリングコースとして人気です。

観光スポット

  • 道立自然公園 野幌森林公園 – 大都市近郊では珍しい広大な平地林。「森林浴の森100選」にも選ばれた自然の宝庫。
  • EBRI(エブリ) – 旧煉瓦工場を改装した複合施設。カフェやレストラン、クラフトショップが集まる観光拠点。
  • 江別市セラミックアートセンター – やきもの文化を体験・学習できる美術館。陶芸体験教室も開催。
  • 江別市郷土資料館 – 江別の開拓史や煉瓦産業の歩みを学べる歴史資料館。
  • 錦山天満宮 – 学問の神・菅原道真公を祀る由緒ある神社。受験生にも人気のスポット。
  • 泉の沼公園 – 千歳川沿いに位置する自然公園で、カモや白鳥の姿が見られる憩いの場。

関連リンク

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。
保存してあとでチェック
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次