| 人口 | 1,963人 |
|---|---|
| 面積 | 114.25 km² |
| 人口密度 | 17.2 人/km² |
北海道の自然の豊かさを体感できる真狩村(まっかりむら)。蝦夷富士とも称される羊蹄山の南麓に広がるこの村は、四季折々の風景が美しく、訪れる人々を魅了します。古くからアイヌ文化の影響を受けつつ、明治期以降の開拓により農業が発展。現在では日本一のユリ根産地として知られ、じゃがいもや大根などの高品質な農産物を生産しています。村を流れる真狩川の清流は、自然と共生する人々の暮らしを支え、豊かな土壌を育んでいます。 さらに、真狩村は音楽と文化の香る地としても有名で、歌手・細川たかしの出身地でもあります。村内には彼の記念像もあり、観光客に親しまれています。自然・文化・人の温かさが融合した真狩村は、北海道の原風景を今に伝える魅力あふれる場所です。
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文化・風習
真狩村の文化は「自然との共生」を基盤としています。村民の生活には、アイヌ文化の名残が随所に見られ、地域の伝統芸能である「浦安の舞」「真狩祝い太鼓」「真狩赤坂奴」などは村指定無形民俗文化財として大切に継承されています。 また、毎年夏に開催される「ほくほくまつり」や「真狩神社祭典」は、村内外から多くの人々が訪れる人気行事。真狩温泉を拠点に開かれるイベントでは、地元の農産物を使った料理や郷土芸能が披露され、地域の活気を感じることができます。 村民の言葉には北海道方言が色濃く残り、暮らしの中には自然を敬い、季節を楽しむ文化が息づいています。冬には雪景色とともに温泉で体を癒し、春には羊蹄山の麓に花が咲き誇る——真狩村は「四季の美」を暮らしの中で感じられる、北海道らしい文化を今に伝える村です。
特産品
- 真狩産ユリ根:日本一の出荷量を誇る真狩村の代表作物。真っ白で甘みのあるユリ根は、京料理や懐石料理にも使われる高級食材です。
- 真狩じゃがいも:昼夜の寒暖差が大きい気候で育つため、甘味とホクホク感が抜群。男爵・キタアカリなど多品種が栽培されています。
- 真狩アスパラガス:初夏の名物。瑞々しく甘い味わいが特長で、村内の直売所「道の駅 真狩フラワーセンター」でも人気の逸品です。
- 麗水(れいすい):羊蹄山の湧水を使用したナチュラルミネラルウォーター。清らかな口当たりで「北海道の名水」として知られています。
- 真狩ハイランドチーズ:地元の新鮮な牛乳を使用したチーズ。コクが深く、地産地消レストラン「マッカリーナ」でも提供されています。
年間イベント
- ほくほくまつり(9月) – 道の駅真狩フラワーセンター 周辺で開催。地元産ジャガイモ料理やステージイベントが楽しめる秋の味覚祭です。
- 真狩神社祭典(9月) – 真狩神社 にて行われる伝統行事。神輿や太鼓演奏、露店で賑わいます。
- まっかり温泉スリッパ卓球大会(1月) – 村民の親睦を深める冬の恒例行事。ユーモラスな大会として観光客にも人気です。
- 羊蹄山登山シーズン(7〜9月) – 真狩登山口からのルートが人気。高山植物や羊蹄山の絶景を満喫できます。
- 真狩温泉夏まつり – 地元温泉施設「まっかり温泉」を会場に、ビンゴ大会や花火が行われる家族連れに人気の夏イベントです。
アクセス方法
- 新千歳空港から:レンタカー利用で約2時間30分。道央自動車道「豊浦IC」または「虻田洞爺湖IC」経由が便利です。
- 札幌市から:車で約2時間。国道230号を南下し、喜茂別町経由で真狩村へ。
- 公共交通:JR函館本線「倶知安駅」より道南バス「ルスツリゾート行き」に乗車、「真狩」バス停で下車。
- 観光タクシー:ニセコ駅や倶知安駅からの観光タクシー利用も可能で、羊蹄山麓を巡るルートが人気です。
観光スポット
- まっかり温泉 – 羊蹄山を望む絶景露天風呂が自慢の温泉施設。地元食材を使ったレストランも併設。
- 道の駅 真狩フラワーセンター – 新鮮な野菜や花を販売する直売所。ユリ根グルメも人気。
- 羊蹄山自然公園 – ハイキングコースやキャンプ場を備えた自然体験スポット。
- レストラン・マッカリーナ – ミシュランガイドにも掲載された名店。地元産食材を活かした創作フレンチを提供。
- 細川たかし記念像 – 真狩村出身の歌手・細川たかしを讃えるモニュメント。道の駅隣に立ち、観光名所となっています。
- 世界のユリ園&コテージ村 – 夏季限定でユリが咲き誇る花園。宿泊コテージもあり、自然に囲まれた滞在が楽しめます。
