北海道市町村完全制覇!!青森県へ突入中!!

北海道美唄市完全ガイド|観光・文化・特産品・アクセス情報

このサイトにはPRが含まれています。
北海道美唄市の風景
人口 18,039人
面積 277.69 km²
人口密度 65 人/km²

北海道のほぼ中央部に位置する美唄市(びばいし)は、かつて石炭産業で栄えた空知地方の歴史的拠点の一つです。明治期から昭和にかけて、三菱や三井の大規模炭鉱が操業し、最盛期には9万人を超える人口を擁しました。現在は閉山しましたが、その歴史は市内の博物館や公園に色濃く残っています。炭鉱遺構の再生や美術・文化の振興にも力を入れており、彫刻家・安田侃氏の作品が点在する「アルテピアッツァ美唄」は市の象徴的な存在です。 また、美唄は北海道有数の穀倉地帯としても知られ、米やアスパラガス、ハスカップ、いちごなどの農産物が特産です。市民の生活には自然との共生が根づいており、四季折々の風景や祭りが人々の心を結びつけています。冬は雪灯籠が街を彩り、春は桜、夏は炭鉱まつり、秋は収穫祭と、年間を通じて訪れる人々を魅了する行事が続きます。ここでは、そんな美唄市の文化・特産・イベント・観光情報を詳しくご紹介します。

タップできる目次

文化・風習

美唄市は、かつて北海道の発展を支えた炭鉱のまちとして知られています。市内各地にはその名残が点在し、「炭鉱メモリアル森林公園」や「美唄市郷土史料館」では、石炭産業の歴史を今に伝えています。一方で、現在の主産業は農業であり、美しい田園風景が広がる穀倉地帯でもあります。 地元の名物料理「美唄やきとり」は、鶏肉と内臓、野菜を交互に刺した独特の串焼きで、かつて炭鉱労働者のスタミナ食として愛されてきました。また、美唄弁と呼ばれる独特の言葉遣いも健在で、高齢世代を中心に今も地域文化の一部として残っています。 年間を通じて多くの祭りが開催される美唄では、特に「びばい桜まつり」や「びばい歌舞裸(かぶら)まつり」が有名です。炭鉱の歴史を受け継ぐ「炭鉱メモリアル森林公園」では、かつての坑口や設備が整備され、地域の記憶を語り継いでいます。こうした文化と風習が融合し、美唄市は“過去と未来が共存するまち”として訪れる人々に深い印象を与えています。

特産品

  • 美唄やきとり: 鶏のモツや肉、玉ねぎを交互に串打ちし、炭火で焼き上げた美唄のソウルフード。市内の老舗「たつみ亭」などで味わうことができます。
  • ハスカップ: 北海道特産の果実で、美唄は全国有数の生産地。6月下旬から7月上旬にかけて収穫され、ジャムやワイン、ゼリーなど多彩な加工品が販売されています。
  • 美唄米「おぼろづき」: 2006年の全国食味コンクールで金賞を受賞した美唄産米。冷めても美味しいモチモチ食感が特徴です。
  • 恋つむぎいちご: 糖度12度以上の非常に甘いブランドいちご。地元限定販売で「幻のいちご」とも呼ばれています。
  • アスパラガス: 美唄の代表的な春の味覚。かつて全国屈指の出荷量を誇り、今も質の高さで評価されています。

年間イベント

  • びばい桜まつり(5月): 東明公園を会場に約2,000本の桜が咲き誇ります。ステージイベントや屋台が並び、地元の春を彩ります。
  • びばい歌舞裸まつり(8月): 市民が一丸となって行う夏祭りで、法被姿での踊りや太鼓演奏が特徴。炭鉱の労働文化を今に伝える活気ある行事です。
  • びばい雪あかり(2月): 冬の夜を彩る雪灯籠イベント。市民の手作り灯籠が並び、幻想的な光が街を包みます。
  • 美唄グルメフェスタ(11月): 美唄やきとりやハスカップスイーツなど、地元グルメを一堂に集めた人気イベント。地元農家による直売も開催されます。
  • ピパオイヘルシーロードレース(9月): 美唄の自然を走るマラソン大会。ランナーたちは宮島沼周辺の美しい田園風景を満喫します。

アクセス方法

  • 飛行機: 新千歳空港から美唄市までは車で約1時間半。空港からレンタカーを利用するのが便利です。
  • 電車: JR函館本線「美唄駅」下車(札幌駅から特急または快速で約50分)。 美唄駅(Googleマップ)
  • バス: 札幌駅前バスターミナルから北海道中央バス「高速美唄号」で約1時間40分。 北海道中央バス公式案内
  • 自動車: 道央自動車道「美唄IC」利用。札幌から約90km(所要約1時間20分)。 美唄IC(Googleマップ)
  • 自転車: 国道12号線沿いの直線道路(約29km)は「日本一長い直線道路」として有名。サイクリストにも人気のルートです。

観光スポット

関連リンク

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。
保存してあとでチェック
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次